再び犬と無料通信アプリとドキドキ感(日記 4/8〜4/10)
4月8日(月)
翻訳家・エッセイストの村井理子さんのお宅のラブラドールレトリバー、ハリーが亡くなったことにひどくショックを受けた(前回の日記。ここ参照)のもつかの間、社会学者の岸政彦先生(著書も大好きでたくさん拝読していて、各SNSもフォローしている)のお宅に保護犬の子犬がやってきて「全わたし」が歓喜に沸いている。私の中の何かが爆発して感情が忙しい。このことについて書き始めたのだが、長くなりそうなので後日にエッセイとして書きたい。そんな時間あるのだろうか、でも書きたい気持ちは強い。
4月9日(火)
新月。毎月恒例、願い事を書く。
先日実家へ帰省した時に、擬似孫のデジタルネイティブぶりに度肝を抜かれて、妹のYちゃんの方の話として先日日記に書いたのだが(ここ参照)、兄のMくんの方もやはり同じく令和を生きる子どもでデジタルとともに生活している。Mくんの家族共用のタブレットには身内とだけ通信できるように無料通信アプリが入れてあり、それで父方、母方の両方のじいじ、ばあばと通信しているようだった。
先日の帰省時に、Mくんは私にもそのアプリを入れるように言った。
「〇〇姉ちゃん、××っていうアプリをインストールして」
「えーっとえーっと」
マゴマゴする私にMくんは私のiPhoneを覗き込み、「ここから探して…そうそう、で、これをインストールして」
とテキパキと指示して私のiPhoneにサクッと入れてくれた。テスト送信もしてみてバッチリ使えそうである。
それ以来、そのアプリのことを忘れていたら今日Mくんからメッセージが来た。
「このまえは あそんでくれてありがとう」
「にゅうがくした」
「がっこう、2かめ」
と書いてある。
うおおおおー、なんて可愛いんだ!うちの兄や義姉はいつもこんなに楽しいことをやっていたのか!!
もうすっかりおばあちゃんマインドで
「Mくん にゅうがく おめでとう」
「もうかえってきたんだね。きゅうしょくはまだなのかな」
と、いろいろメッセージを打ってしまった。どんどん送りたかったがウザがられてもいけないのでそのあたりでグッと堪えた。俺にはまだ自制心がある。
それにしても、やはりデジタルネイティブはすごいな。
4月10日(水)
夫が襟足の毛が伸びてくるとこの頃は私に切るように頼んでくる。全体としてまだ切りたくないのに襟足のためだけに理容院に行くのが面倒だというのだ。髭剃りシェーバーに襟足用の部分がついていて(うまく説明できない)、それで刈るのだけれど、それほど手先が器用でないの本当はやりたくない。今日も頼まれて渋々シェーバーを手に取った。失敗したらどうしよう、と思う気持ちでドキドキするのと同時に「このまま勢いつけてバリバリーッと盛大に刈ってしまったらどうなるだろうか」という屈折したドキドキもあいまってくる。わたしゃ変態なのか?笑 「カリギュラ効果」ってやつだろうか笑。夫は妻がそんなことでドキドキしているとは夢にも思わず無防備に背中を向けている。一度思い切ってやってみてもいいかもしれない笑。違う世界が広がるかも笑。
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