【エッセイ】朝のお迎え
目が覚めた。うす明るい。時計を見る。午前4時の少し前。すぐに目を閉じる。
廊下で母がゴトゴト何かしている。そのあと階段を下りて、裏口の引戸を開けた。
外に出ると同時に、母が何か言ったようだった。続いてニャギがにゃあ、と鳴くのが聞こえた。母が出てくるのを待っていたようだ。
あとは連れだって馬屋に行き、ニャギは馬たちより先にエサをもらって朝寝するのだろう。
目を閉じたまま、並んで歩く母とニャギの姿を思い浮かべて二度寝に入る。
穏やかな連休中日のはじまり。
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