常滑りんくうマルシェ出演
5月28日セントレアにほど近い常滑市りんくうビーチにて常滑りんくうマルシェで出演致しました。
全て洋楽ナンバー、これ実は念願でした。各地の美味や様々なブースを満喫させて頂きました。
さて常滑市といえば日本遺産でもある日本六古窯の一つ常滑焼の名産地として知られています。
常滑焼は既に平安末期に登場したとされ、奥州平泉の遺跡群で大量に使われていた事が判明しています。また中世期には1000基を超える窯が数えられています。うち籠池古窯は愛知県指定史跡となっています。
現代常滑焼の基礎は"陶祖"鯉江方寿(1821-1901)により確立され、同氏の墓標も焼き物で出来ています。
また何よりも現INAX、LIXILの基となる伊奈製陶所を興した伊奈一族の功績も特筆され、現在も研修生が研鑽に励むとこなめ陶の森陶芸研究所は創業者初代伊奈長三郎の持ち株提供により設立されています。近々登録文化財に指定された本館はあまりに近代的で係の方に「最近登録文化財となった建物はどれですか?」と尋ね「これなんです!」と答えられびっくりでしたが、昭和36年本巣市出身の著名建築家堀口捨己の設計です。
隣接する陶の森資料館は重要文化財"常滑の陶器の生産用具及び製品"を含む充実の展示で入館無料なのが心苦しくなるくらいでした。
そして大型自動車通行も不可能な独特の一帯「やきもの散歩道」は何度尋ねても散策が本当楽しい!明治20年頃開窯の陶栄窯の10本煙突なダイナミックさは感動します。有料ですが廻船問屋瀧田家は常滑市指定文化財となっています。
大正10年建設の煙突と倒焔式角窯があるINAXライヴミュージアムは入館料700円が惜しくて外観のみ(笑)楽しませて頂きました。
最後に意外にも….大河ドラマ「どうする家康」に因む史跡が点在。正住院は寺の裏側の海から家康が上陸したとされ、腰掛の石が残り、高久隆古の障壁画が残されています。また東龍寺には家康の若き日の肖像画が残されています。その他雪舟のあまりにも有名な「慧可断臂図」を所蔵する(京都国立博物館寄託)斎年寺、大野城初代城主佐治宗貞の墓のある蓮台寺、県指定文化財の金剛力士が仁王門に立つ高讃寺など名刹も数多く所在しています。
いまだ疲労がとれぬほど常滑満喫させて頂きました、ライヴを行うにあたり、それぞれの持つ風土を存分に味わいまたの機会に活かしていきたいといつも思っております。
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