柳生さくら祭出演
4月6日(土)は10:05より奈良市の剣聖の郷・柳生にて開催された柳生さくら祭のスタートに出演させて頂きました。
例年は桜の満開と祭の開催時期がずれる事が多いそうですが、本年はまさにぴったり! しかも数日前まで雨の予報にも関わらず晴天となりました。
さて祭ではTV「なんでも鑑定団」の火縄銃の鑑定で知られる地元の澤田平先生率いる大阪城鉄砲隊の実演(遠くは川之江鉄砲隊や真田氏ゆかりの九度山鉄砲隊、大和郡山の筒井順慶鉄砲隊の皆様も参加されました)、伊賀で修練された河内忍び衆(こちらのチャンバラ体験では恥ずかしながらご指名頂き舞台上で楽しませて頂きました)、京都よりどじょうすくい、南京玉すだれ、南山城村よりしいたけダンス…とそれぞれの地方色溢れるほかではない多彩なステージが繰り広げられました。
出店でも美味三昧でしたが、京都府ですがお隣の笠置町からのジビエどてを初めて頂きました。
奈良をPRされるコールダックのKちゃんとも初対面!!
さて柳生の郷は歩けば歴史にぶつかる歴史好きにはたまらない処でありますが、
藩祖である柳生宗矩が徳川秀忠・家光の剣法指南役として台頭して柳生藩主となり、祭りの会場となった柳生藩陣屋跡に藩庁にあたる陣屋が所在していました。
宗矩の長男が柳生十兵衛として知られる柳生三厳です。
十兵衛は江戸初期の著名な剣豪として知られ小説や講談の題材にも多数なっております。
また宗矩を主人公にした小説「春の坂道」(大河ドラマにもなっています)を書いた山岡荘八氏が購入し、同作をここで構想を練った旧柳生藩家老屋敷は家老小山田主鈴の隠居宅と伝わり、豪壮な石垣が印象的で奈良県指定史跡となっています。
また代々の菩提寺であり宗矩の子・列堂和尚が初代住持を務めた芳徳寺には本堂に宗矩の木像が、また本堂裏には列堂和尚と柳生氏代々の墓所が遺されています。
芳徳寺の逆側に整備された山道を登ると巨石(豊磐牖命)を神体とする柳生一族の修練場と伝わる天石立神社、また「鬼滅の刃」のモチーフとなった柳生新陰流の始祖・柳生宗厳(宗矩の父の石舟斎)が天狗を相手に修行していて、天狗と思って切ったとされる一刀石に至ります。こちらも山中にも関わらず当日多くの皆さんが訪れていました。
南方には1428年正長期の柳生の徳政碑文(ちょっと読めませんでした)を遺すほうそう地蔵があり、西方には藩祖宗矩と後に側室になるおふじの方の伝説を伝える「おふじの井戸」も現存しています。
何よりも感動したのはその歴史と自然を守り続ける地元の皆様の地元愛でした。
詳しくは是非柳生観光協会さまのサイトご覧頂けましたら幸いです。
歴史の街・剣聖の郷柳生、是非ご訪問ください!!