#立ち読み
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ベストセラーから15年、節約を極めた結論は?『節約を楽しむ――あえて今、現金主義の理由』から、はじめに、1章冒頭、3章冒頭をたっぷり特別公開
はじめに すべて世の中は変わっていく。 つい数年前まで、たとえばファミレスに行って着席すると、すぐにウエイトレスがやってきて、水やらおしぼりやらをテーブルに置き、注文を聞いてくれたものだ。 ところが、近頃……とくにコロナ猖獗以来いちじるしいのだが……けっこう大きな店でも、ほとんどウエイトレスのような人がいなくて、かわりにどのテーブルにもタブレットが備えてあるという形式になった。 で、客たる私どもは、そのタブレットに表示されたスイッチをタッチしつつ注文作業をすることに
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\祝・50周年/日本で唯一の寄席演芸専門誌「東京かわら版」が一冊の本に!『落語家の本音』のまえがきと目次、さらには第1章から、林家彦六、柳家小さんインタビューを特別公開
まえがき「東京かわら版」という情報誌があります。皆様ご存知でしょうか。 この書籍を買ってくださった方はおそらくご存知かと思うのですが、改めて説明いたします。 「東京かわら版」は落語・講談・浪曲を中心とした情報が詰まった、日本で唯一の月刊の演芸専門誌です。 内ポケットに入るサイズで持ち運びにも便利で、多くの演芸ファンや関係者に愛されている(と信じたい……)情報誌です。 日本全国、北海道から沖縄までの演芸ファンが定期購読をして くださっていて、演芸会のバイブルとしてご活用
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【試し読み】「ヤンキー」から学んだこと/漫画家・コラムニストのカレー沢薫さん『女って何だ? コミュ障の私が考えてみた』<第3回>
▼第2回「職場の人間との付き合い方」はこちら ヤンキー 〈「イオンで満足する力」は強い〉ブラジルぐらい遠いところに いると思ったら、浅草にいた。 この連載をはじめてから、「◯◯女」シリーズとして、「キラキラ系女子」や「ウェイ系女」のような「遠いぜ……」としか思えない女や、六本木ヒルズの屋上で「Tokyoの光……Love」とつぶやいている「逆・鎖国女」など、実在を疑うような、スカイフィッシュ女も多々出てきたが、逆に「スピリチュアル女」のように、対極にいるように見えて、実は
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【試し読み】10代向け新感覚小説「ナゾノベル」から、思考実験をテーマにした『悪魔の思考ゲーム1 入れ替わったお母さん』1章を特別公開!
※期間限定の全文公開は終了しました。引き続き、一章の試し読みをお楽しみください プラナリア、という生き物を知ってる? まっぷたつにすると、上半身からは下半身が、下半身からは上半身が生えてきて、そっくりの個体が二つできあがるんだ。まるで、分裂したみたいにね。 おもしろいことに、下半身から生えてきた上半身にある脳にも、元の記憶が引き継がれるんだってさ。 もしも君がプラナリアで、何かのひょうしに体がちぎれてしまったとしよう。ちぎれた部分は再生し、やがてもう一人の君になる。