2024年9月の記事一覧
「オレが死んだらあいつが一生不幸になる」1984年2月12日にマッキンリーで消息を断った昭和の冒険家・植村直己が夫人に残していた言葉
「自分はひとりじゃない。 絶対に生きて帰らなければ」 昭和59(1984)年2月1日、最後の冒険行となったマッキンリー(米・アラスカ州)厳冬期単独初登頂を目指してベースキャンプを出発する直前の植村直己のことば(テレビ朝日インタビュー)である。2月12日午後に登頂成功。しかし、下山途中で消息を断つ。 そのほぼ10カ月後の12月20日、アラスカ州裁判所は、植村直己の死亡を公式に認定した。 昭和35年、明治大学農学部に入学した植村は山岳部に入る。このときはまだ冒険の“ボ”の
【試し読み】「ヤンキー」から学んだこと/漫画家・コラムニストのカレー沢薫さん『女って何だ? コミュ障の私が考えてみた』<第3回>
▼第2回「職場の人間との付き合い方」はこちら ヤンキー 〈「イオンで満足する力」は強い〉ブラジルぐらい遠いところに いると思ったら、浅草にいた。 この連載をはじめてから、「◯◯女」シリーズとして、「キラキラ系女子」や「ウェイ系女」のような「遠いぜ……」としか思えない女や、六本木ヒルズの屋上で「Tokyoの光……Love」とつぶやいている「逆・鎖国女」など、実在を疑うような、スカイフィッシュ女も多々出てきたが、逆に「スピリチュアル女」のように、対極にいるように見えて、実は