英語の発音は日本語にはない音がたくさんあるから習得が難しい?
日本人が英語の発音習得が難しいという根拠として、よく日本語での音素の少なさが挙げられるように思います。
この議論は正しいでしょうか?
私はこのような主張は、半分正解で、半分誤ったいい方だと思います。
私自身、「英語の母音は約20個あるけれど、日本語の母音は5個(あいうえお)しかない」ということをよく言います。
しかし、誤解しないでほしいのは、日本語の母音が5個しかないからと言って、残り15個が「未知の母音」というわけではないのです。
どちらかというと、あまり意識せずに使っていることも多いです。
例えば、「cat」の母音の発音は、日本人は100%正しく発音できます。
にもかかわらず、同じ発音が、他の単語になるとできません。
つまり、本当の課題は、「発音ができない」のではなく、「その単語(スペル)がその発音になると知らない」ことなのです。
だから、「正しくラベルを貼る」ということが必要になります。
このラベル貼りが正しくできるようになるだけでも、多くの単語の発音が変わります。
だからこそ、発音ができないことを「能力」に帰結しないでほしいなと思うのです。
一方、本当に日本語にはなくて、頑張って習得してもらう音素もあります。
しかし、それらは案外多くないんです。
だからこそ、当スクールでは比較的短期間で発音を変えられるのかもしれません。
発音を変に難しく捉えるのではなく、サクサクと習得してしまいませんか?
そのちょっとしたひと手間が、今後のあなたの英語学習をずっと楽にするはずです。