英語のスピーキングには「型」がある
英語でのスピーキングにおいては、いくつかの「型」があります。
そのなかでも、恐らく一番ベーシックな型が「PREP」という型。
PREPの構成は以下の通り。
まず最初に主張を述べる(結論を言う)。
続いてその理由を述べる。
その理由を支える例を述べる。
最後にもう一度主張を繰り返す。
このような構成が、特にビジネスシーンでのスピーキングにおいて、しばしば用いられる「型」だと思います。
「型」を用いて話を展開すると、聞き手に整理された印象を与えるので、理解されやすくなります。
当然ながら、英語だけではなく日本語においても有効です。
また、話し手である自分も、「型」に沿って話すと楽です。
つまり、例えばPREP型なら、「P」を言ったら「R」を言って、「E」を言って最後にもう一度「P」を言う、という「道しるべ」があるので、ただ何となくダラダラ話すよりも、ずっと話しやすくなります。
一方で、型にはめて話すことで、自分が「ロジカル」な思考ができているかどうかが浮き彫りになります。
どういうことかと言うと、例えばPREPであれば、「理由」は「主張」をサポートするものであるべきなのですが、このあたりがイマイチ主張をサポートしきれていない内容のことがあります。
さらに、「例」が「理由」に対する根拠になっていないということが、ものすごく頻繁に発生します。
なので、私は受講生の皆さんがこのようなスピーキングの「型」の練習をしている時は、それぞれのロジックがしっかりしているかを、かなり細かくチェックしていきます!
こんな風なフィードバックをしばしばしています。
「もはや英語以前に問題があることがわかりました」
と先日も受講生の方が仰ってたばかりです。
けど、こういう論理構成って、相手に自分の話を理解してもらったり、説得力を持たせたりするうえでは、無茶苦茶重要だと思うんです。
「話が分かりにくいと言われる」
「話したことが相手に理解してもらえず、聞き返される」
そんな悩みがある人は、話の構成に問題がある可能性は十分あると思います。
私自身は、元々コンサルタントだったこともあってか、こういうロジカルな論理展開になっているかどうかのチェックは得意な方だと思うので、単に英語に留まらず、話してる中身の論理構成までフィードバックできるのは、手前味噌ながら当スクールのバリューの一つかなと思います。