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迷走から、ようやく瞑想へ


まっ、つまらない語呂合わせなんです。

梅雨時になりましたからねぇ、ってぜんぜん関係無いのですがほろほろ。


以前にも触れましたが、相手の言動に透明になることは難しいです。

ひどいやつがいれば、腹も立つ。

あるいは、人前で何もしないってすごく難しいです。

いつも、1階のお風呂に入ってる。

ここはシニアしか居ませんので、よろよろとみんな入って来る。

ほら、お互い男。なので、挨拶も交わさない。

と、警戒モードがこころに発令する。

いや、単に湯船に浸かりたいだけなんだけれども、お互い警戒する。

こちらも、見られてるようで居心地が悪い。

ほら、”警戒する”をしてしまう。


瞑想は、シンプルに言えば、「何もしない」をどんどん腹に落として行く。

人は、何もしてないつもりでも、微細な何かを自動的にしてしまう。

でも、瞑想する際は「何もしない」、「何もしない」と「何もしない」ことを繰り返す。

ほら、してるじゃんって言うけれど、それはシロウトには仕方ない。

シロウトは、non doingをするしかない。


で、落として行く先が腹なんだけれども、そこはずばり、宇宙のどこかと繋がってる。らしい。

かなり怪しい話になるんだけれど、表立っては、「何でも無いもの」へと自分が落ちて行く。

そこが、ほんらいのふるさとだといわれている。

どんどん、自分本来である「何でも無いもの」へと溶けて行く。。


きっと、あなたは、自我があり、プライドもある。

自分はこういう性格だ、傾向がある、苦手だなとかあると思っている。

それは、1種の神経症なんだという。

じつは、あなたは「何でも無いもの」だという。

この言葉は、衝撃的です。

わたしは誰?って聞いて、その答えが、ぜんぜん、何でも無いものだなんて。

まともな人なら、ぜんぜん信じられないでしょうね。

でも、わたしは、ある本を読んですごく納得した。

そうか、、わたしの本質は、わたしの本来は「何でも無いもの」だったんだって。


もうすこし、この怪しい話は続きます。

もし、ほんとうに、わたしという意識体の本質が、きれいさっぱり、ツルンツルンの何でも無いものだとしたら、すべてが説明できるのです。

人と比べて優れていないといけない、人に負けるもんか、バカにされてはいけないとか、わたしのエゴはずっとそう言ってきました。

その言葉は、わたしがそう思って、そう言動していたと思っていた。

だから、わたしはかなり頑張ったし、怒ってきたのです。

でも、実は、わたしという意識体のスクリーンに勝手に映される映像でしかないとしたら、

なるほど、いつまで経ってもわたしに実現されない成熟さと完全さとが説明できるわけです。

わたしは、勘違いをしていたということです。

それに、わたしは「何者かである」という構えを捨てたら、完全かどうかはもうまったくどうでもいいのです。


一番納得できたのは、「何かだと」思うわたしは、今ではない「何かにならないといけない」と思って来た。

これだと、いつまでも心休まらなかったのです。

どこかに常に恐れや不安がある。

絶対に安堵した平安な心境になれない。

それは、わたしが至らぬから?

いろいろ説明できますが、なんだかへんです。

人生の主人公で、精いっぱいやれることはやっているのに、ちっともこころの平和が来ないなんて。

これって、壮大な詐欺かもしれない。

ずっと、こころが休まらないという神経症にじぶんが罹っているとも言えます。


いろいろ、世界は動いていて、わたしの意識のスクリーンにもいろいろ映し出される。

でも、ほんとに、わたしの本来とは「何でも無いもの」だったんだって思うと、わたしは果てしなく安堵したのです。

わたしというエゴは、悟りたいとか、安心したいとかいつも願っています。

でも、せめて、瞑想する時は、何もせず、何も無いものへと吸収されたい。

腹に無限があるのだとしたら、そこだけが人がほんとうに休めるところでしょう。

この体はもう若くないのです。ピチピチしてません。土に還るのです。

でも、その前に「ぜったいの安心」というのを感じてみたい。


ということで、最近は1階の大浴場に入る際は、ひたすら、何もしません。

警戒も批判も何も落としてしまう。

何が起こってもいいし、誰がどう思っても構わない。

湯船の中で、「何もしない」、「何もしない」と「何もしない」ことを腹に落としている。

周囲の動きが消えます。

人たちは動いているけれど、かれらを見ていたわたし自身が消えてしまいます。

「何でも無いもの」へと一体化したいとわたしは願います。

気を付けないと、湯あたりしてしまいますが。

ねぇ、せめて、お風呂の中で絶対安堵を経験したっていいんじゃないかと、わたしそんなふうに思っているんです。

怪し過ぎますかね?


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