AsaAsa

退職で社会に居場所が無くなったのを機に、馴染みの無い関西に越してきた。すべてがリセット…

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退職で社会に居場所が無くなったのを機に、馴染みの無い関西に越してきた。すべてがリセットされたわたしたちそれぞれの居場所探しが続いてます。”間”を持つ人たちが多い関西をとても気に入っています。

最近の記事

女子と暮らして

もちろん、夫は真剣に耳を傾けないといけない。 聞いてないとばれたからと言って、かのじょは怒らない。 ぜんぜん、わたしに怒ったことが無い。 でも、とても興味あるように耳を傾けないといけない。 怒ってないからといって、それで無罪放免されるわけでない。 わたしは、じぶんがすごくエゴイスティックな人間だと思っている。 そして、抽象的、観念的な話なら、身を乗り出す。 でも、女子はすごく実利的な種族だと思う。 もちろん、宇宙の果てがどうなっているのかとか、死んだらどうなる

    • とてもささやかなこと、を悔いてます

      さよならっと退職したら、せいせいするだろうか? 1年経ちましたがすっきりなんかしませんでした。 心が開かれてゆくような感覚は来ません。 働かないこと以外、こころの風景は変わり無いといったら伝わります? わたしは、途中で通勤電車をふらりと降りてみたかったのです。 ずーっとそう思ってて、でも、40年間一度もそれをしなかった。 たいしたことではないんです。 でも、わたしはやりたかったのにずっとしなかったのです。ほろほろ。 1.やれそうでやれない わたしは、決めたら

      • 書くこと百景

        昨日から、こころがザワザワします。苛立つようだし、なにかへの不信もある。 じぶんに向けて書いてじぶんがトーンダウンしたというだけの話です。済みませんほろほろ。 書けば自己を世界に現わすことができる。 外在化してはじめて、「わたし」というのを具体的な形で確認できるようになる。 かのじょの何を面白がっていたのか、いったい何が不満なのかが文字に定着される。 ようやく、わたしは、じぶんを見て触れることができる。 だから、わたしは書こうとするんだと思う。 でも、「こうある

        • 奇妙な歌

          毎日見に来てくれてたひとが、ふとフェードアウトしている。 もちろん、仕事がたいへんに、病気になったとかいろいろあるでしょう。何も、読む、書くを専門にしているわけじゃないんだもの。 でも、毎日読む書くをリズムにしている者にとっては寂しい。 朝、必ず挨拶してくれてた人がいつの間にか引っ越していたような寂しさがあります。 もう、面白がれなくなったんでしょうか。 1.奇妙な歌 米津玄師の『檸檬』を初めて聞いた時、へんな音がはさまってた。 わたしは、平均からのちょっとした

        女子と暮らして

          障害のあるあなたが好きなのではなくて 

          好きなのか、ただの尊敬なのか、自分の感情って意外に分からない。 40年近くも一緒にいて今更好きもなかろう。愛というと大袈裟過ぎる。 そりゃもちろん大事におもっているけれど、こんなに欠けている人なのだ。 わたしは、かのじょという存在に何を見ているんだろうかというお話です。ほろほろ。 1.発達障害 ある方(女性)がつぶやいた。 旦那さんは、ADHDの妻を持ち、周囲のADHD人間の世話をせっせと焼き、ADHD系芸人の日常エピソードをラジオで楽しそうに聴いている。 彼女

          障害のあるあなたが好きなのではなくて 

          あなたが蝶へと変わるとき

          なぜ、かのじょのことを書くのか、聞いていただけます? 長いですほろほろ。 1.アンビバレントなわたし かのじょはわたしが書いた文を読もうとはしません。 そもそも、識字障害があって文字を読みたがらない。 で、あなたのこと、こんなこと書きましたというと困った顔をする。 何やら自分とは微妙に異なる人がそこにいる。それ、わたしじゃないって言う。(でも、相棒は既に書き終わってUpしている) ああ、、あなたはそんなふうに描きたいのね、、とため息つく。 書いて欲しく無いなぁ・

          あなたが蝶へと変わるとき

          求める者が探し出す歌、きみの歌

          1.痺れた! 小さな子供が、エレカシの「今宵の月のように」を歌ってるCM。ご存じ? わたし、テレビでこれを見た時、衝撃を受けた。 「くだらねぇと呟いて、醒めたツラして歩く」と子どもが歌う。 たどたどしい歌い方。なぜ、子どもに歌わせてみたんだろう? 少なくとも、「くだらねぇ」なんて絶対に言いそうもない子どもが、そう歌う。 すると、逆にこの歌がどんなに偉大だったのかが分かった。 子供バージョンを聴いていると、しみじみ良い曲なんだな、と思う。 『花王 メリット 「ご

          求める者が探し出す歌、きみの歌

          あなたを丸ごと受け取りたいっ

          妻になっても、母になっても、孫が出来ても1ミリも変わらなかったひとを知ってる。 ずっと素のまま。自身に誠実であろうとする。 いや、期待されること、あるいは立場という役どころを演じられない。 発達障害者と一括りにしては申し訳ないんだけれど、どうにも不器用だ。 ぜんぜん弱っちく、背もうんと小さく、出来ないことだらけ。 で、誤解や決めつけ、お局様の攻撃の嵐が続いたじんせいです。 みんなの様には「普通」には成れない。 人並以下の者には居場所がない世界だった。ここは、涙の

          あなたを丸ごと受け取りたいっ

          伝えたいから書いてる ― 大根と岸田奈美さんのこと

          あなたも、書くことに迷いがあるかもしれない。こんなこと書きたかったんだろうか、みたいな。 スッキリしないってあるかと思います。 さいきん、読んでいて何も伝わって来ない記事がやけに目に付きます。書くために書いてるん? 今までは、そういう書き手なんだろう、でわたしは済ませていた。いや、じぶんの文もそんなのがあるぞっ、ごろごろ。 1.泥付きの大根を出しちゃう エハラさんが、「大根はそのそのままじゃ、誰も食べてくれない」というようなことを言ってたという。 美味しく料理しな

          伝えたいから書いてる ― 大根と岸田奈美さんのこと

          気づいたら口ずさんでる、連れていかれちゃったみたいだわ

          『恋する惑星 「アナタ」』。 ご存じ? オジサンなものだから、世の中どんな歌が流行っるなんかぜんぜん感知しない。若い子の歌なんか、ぜんぜん関心ない。 が、ショートに出て来たこの子。冨岡愛というんだそうな。 わたし、一発で強烈なノックアウトを食らってしまったほろほろ。 https://www.youtube.com/shorts/SmoixVrOd4g?feature=share わたしは、乙女心にキュンキュンしている。 もう、恋なんて絶対、今世ではありえない身なん

          気づいたら口ずさんでる、連れていかれちゃったみたいだわ

          人生の悲哀、さまざま

          きっと、あなたも働くって大変だなぁ~としみじみ思ってるでしょう。 ええ、実際、たいへんなのです。 予想もしてなかったいろんな衝撃波がやって来る。 いや、自分ひとりで生きているんじゃないと分かれば、すこしは気が楽になるかもしれませんほろほろ。 ・視線に耐える 職場に居た堪れないってあるでしょう。 でも、時に、あなたも己が道を堅持しないとならない。 ・視線に耐える2 ツンデレ君なので我が道をどこまでも、みたいな彼。 でも、多勢に無勢だ。どうしてネコ族にはこんなシ

          人生の悲哀、さまざま

          あれっ?なんで涙が出るんだろう

          気を使い過ぎて、もう誰とも話が出来なくなるかもしれない。 アカウントをすっと削除して行ったひとたちを見て来ました。 才能があるひとほど繊細で躓くでしょう。 今日はずーっとこれを繰り返し聞いていたんです。ほろほろ。 1.いつも何度でも 木村 弓さんがゼロになる身体を歌う、『いつも何度でも』。 最初、「呼んでいる胸のどこか奥で、いつもこころ踊る夢を見たい」というフレーズが浮かんだそうです。 そのまま放置した。曲は作れるけど、作詞の才能はないからと。 ある時、思いつ

          あれっ?なんで涙が出るんだろう

          私の思っていた「書く」とは違う、違うんだよー!!

          さいきん、人様の書いたものにいちゃもん付けてばかり。 いえ、コメント欄に直接書き込むことが憚れるってある。 勝手な妄想なので、言い過ぎていたならごめんなさい。ぺこり。 1.違うんだよー!! sakuraiさんが吠えた。タイトルは、『毎日書いたって(3行日記)』だった。 毎日書くのは大変なことだろうと思っていたのにいつの間にか習慣化していたという。 「習慣化しやすい形に落としたからだ。 文章に長く向き合わず、寝る前の時間にちょろっと書くだけの日記。 日記なんだか

          私の思っていた「書く」とは違う、違うんだよー!!

          ウソをついちゃいけない?― 岸田奈美さんのほろほろ食感

          1.わたし、ウソついたの 若い作家、岸田奈美さんのエッセイ集、『飽きっぽいから、愛っぽい』。 中である告白をしていた。 「今まで書いてきた、この連載作を読み返してみた。(中略) いろんな時期の、いろんな場所の記憶を、思いつくままに書いてきた。 忘れかけていた記憶と、出会い直してきたつもりだった。 今、読み直してみるとよくわかる。どの回にも、ほんの少し、一行か二行か、嘘がある。 言われたことのない言葉。見たことのない表情。」 ええ”ーっ。 作家が、こんな”ほん

          ウソをついちゃいけない?― 岸田奈美さんのほろほろ食感

          退職後の夏休みの過ごし方

          退職しても夏休みってあるのですほろほろ。 1.退職後もある夏休み 去年までいた会社では、毎年、7月の最終週が夏休みだった。 お盆は出社に。そうすると、8月中旬はやる気がかなり失せた。 先に食べたのに、誰かが食べ出すとじぶんも食べたくなる、みたいな感じに似てます。 あれから1年。 退職した者は仕事しないんだから、夏休みも無いと思うでしょ? いいえ、意外なことに無職になってもある。 ああ、明日からまた仕事かぁ、、とかみんなが嫌そうにいう。 と、わたしも、なんだか

          退職後の夏休みの過ごし方

          いちいちかわいい ― ネガティブから創造へ

          ああ、かわいい人だなって思った。長いですほろほろ。 1.いちいちかわいい Hannonさんが、「わたしの本棚 『薔薇は生きてる』」を書いていた。 彼女は、「いちいちかわいい」と紹介してた記事を読み、すぐさまその本を購入したそうです。 で、月日は流れ、15年ぶりにそれを再読した。薔薇は生きていたわ、という。 肺結核のため16歳の若さで亡くなった山川彌千枝(やまかわやちえ、1918年 ~1933年)の遺稿集で、Hanonさんは、どれほど彌千枝が「いちいちかわいい」のかを

          いちいちかわいい ― ネガティブから創造へ