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駐妻×育休中の私にベビーシッターは必要なのか
ベトナムでは日本人、ベトナム人問わず、ベビーシッターさんを雇っている人が沢山います。1時間600円くらいからお願いできるという安さと、そもそも育児は親だけでなく、祖父母やシッターさんなどから力を借りてみんなでしようという文化があるような気がします。
平日の昼間、キッズルームやスーパーで見かける子どもは大抵おばあちゃんやシッターさんが一緒ですし、周りの友人もシッターさんに来てもらっている人が多く、私も産前から必要性を考えていました。
正直、産後すぐは「絶対雇いたい!」と言う気持ちではありませんでした。
働いているわけではないので時間はあるし、わざわざお金払ってまで自分の時間が必要なのだろうか。自分の時間で何かするにしてもまたお金かかるし、ただただ浪費してしまわない!?と、ケチな性格の私には躊躇いがありました。
ですが、産前からやっていた勉強を続ける時間を確保したいし、異国の地で頼れる親もいないため、自分が体調を崩したりした時に頼れる人がいた方がいいだろうと自分を説得し、最近友人から紹介してもらったシッターさんに週に2回、4時間ほど来てもらい始めました。
実際来てもらって思ったのは、子どもと離れる時間は
自分自身を取り戻す時間として必要でした。
シッターさんがいなくても、息子の昼寝時間や夜の寝かしつけの後、自分の時間はあります。
でも、昼寝時間は「母モード」全開。息子の睡眠時間の長さをみながら、残りのその日をどう過ごすのが良いか計画したり、片づけや夕食の準備を済ませたりと意外と忙しい。用事が済むと自分のお昼ごはんを食べ、一息ついている間に息子は起きてしまいます。
夜の寝かしつけ後こそ自分時間を確保するチャンスですが、どちらかと言うと「夫婦時間」。私にとって、夫とゆっくり夕食を食べたり、その日あったことを話す貴重な時間です。また、1日の終わりで身体は疲れていて、何かじっくり考える体力もあまり残されておらず…
シッターさんが来てひとり時間を確保するようになって気づいたのが、久しぶりに日中の元気な時間帯に、自分自身と向き合うことができたということです。
カフェに行き、勉強したり、本を読んだり、noteを書いたり。
その合間にふと「この勉強をこんなふうに仕事に活かせたらな」「こんな働き方をして、こんなふうに家族で過ごせたらな」「いつかこんなことにチャレンジしてみたいな」と、前向きな気持ちでいろいろと考え事が捗ります。
また、最近はピラティスクラスにも行き始めました。
全身を床に委ねて深呼吸するだけで、なんとも言えない心地良さと、産後の身体づくりに励めているとポジティブな気持ちになれます。
こういったことは、息子が一緒の時にパッと隙間時間でできるようなことではないです。ある程度まとまった時間があるからこそ、心にゆとりを持って自分と向き合えます。
ただ、息子を預けている間にこれほど良い時間が過ごせるのは、良いシッターさんに出会えたから。私がいない間に息子がいつもより泣いていたりと、少しでも心配要素があれば、預けることに後ろめたさがあってゆっくりできなかったはずです。
今お願いしているシッターさんは、全力で遊んでくれて、話しかけてくれて、笑わせてくれています。最初は人見知りして泣いていたけれど、今ではニコニコで過ごせていて、シッターさんの抱っこで昼寝もできているので、安心してお願いすることができています。
6ヶ月を過ぎてかなり体力がついてきて、ずり這いで動きまわりたい盛りの息子。
起きている間は全力で遊びたいし、相手して欲しいアピールがすごいです。
それを私だけで毎日ずっとは心身ともにもたないので、このタイミングでシッターさんがいて本当に良かった。少しでも分担できると、私も体力温存できます。
先輩ママさんに「育児は孤独が最大の敵!頼れるものに頼って、いろいろな人と過ごす方が良いよ」と最近言われましたが、本当にその通りだと実感しています。
シッターさんに預けている間の自分時間は全力で楽しんで英気を養い、息子と2人の時にはめいっぱい息子と遊び、自分自身のバランスを保っていきたいと思います。
記事トップの写真は、シッターさんが来始めて初めてひとりで外出した日。
久しぶりに息子を抱っこしていない身軽な状態でローカルの屋台を物色し、バインミーを買いました。それだけでも特別感があって思わず撮った写真です。