【本から学ぶ】感謝や褒め言葉はすぐに口にする【13-4】
コミュニケーションが比較的苦手な私は、言いたいことを適切なタイミングで言えなくて、後悔することが多々あります。お礼の言葉も、「今度会ったときに言おう」と考えていても、実際会ったときには忘れてしまい、結果的にお礼も言えない非常識な人になってしまいます。
また、心の中では「あの人すごいなぁ」と思っていても、直接本人には言えません。言い慣れていないのでわざとらしく皮肉みたいに聞こえてしまわないだろうか、私なんかが偉そうに人を褒めるなんて・・・と躊躇ってしまいます。
人を褒めるって難しい
書いてあることは理解できるのですが、いざ自分がやるとなると躊躇ってしまいます。なぜそう思ってしまうのか、少し分析してみようと思います。
褒め言葉が皮肉に聞こえてしまう癖
褒め言葉を皮肉に聞こえてしまわないか心配になるのは、自分が褒められた時にそう感じてしまう時があるからです。これはブラック企業時代の上司が一因です。上司は割と嫌みを言う人だったのですが、直接的な暴言を吐くのではなく、遠回しな皮肉を言う人でした。一見褒めているように聞こえても、その人の学歴や容姿、体型、性的嗜好をからかうような言い方をしていて、若手はみんな嫌がっていました。そんな上司と何年も一緒に仕事をしていると、何を言われても「そうは言っても今の言葉には何か皮肉が隠されているんだろうなぁ」と考える癖がついてしまい、言葉をそのまま受け入れることが出来なくなってしまいました。
褒めるのは上から目線なのか
少し調べてみました。褒められることにアレルギー反応が出る人は少なからずいるようで、その原因は「評価されること自体への嫌悪」と「マインドコントロールに使われることがある」からだそうです。確かに、褒めるということは、その人の行動に対して良い悪いのジャッジを下した結果なので、「勝手に評価される=上から目線」となってしまうようです。この説にはとても納得しました。
上から目線になりそうだったら感謝する
よって褒められる相手なら、言葉にして褒めた方がよいけれど、上から目線のように聞こえそうなときは感謝するとよいそう。感謝は同じ目線の言葉なので、なにか助けてもらったり、良いことをして貰ったときは、褒めるのではなく、「ありがとう」とすぐ言葉に出来るように心がけたいと思います。
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