見出し画像

人と向き合うこと

長岡ゼミに入り、私が一番大切にしたいと思った学びは「空間のデザイン」だった。それは物やインテリアといった形式的なデザインではなく、「人」が過ごしやすい学習環境を整えるために、飲食物を用意したり、BGMをかけたりなどの「思いやり」がベースになったデザインだったからである。この経験が、私の「デザイン」に対する興味を引くきっかけになったのだが、今回は「これからの僕らの働き方」という本を読んで私の「デザイン」に対する考え方に影響を与えた内容を紹介していこうと思う。

フィードバックは「悪口」ではなく、その人へのギフト

私が取り上げるのは、デザイン会社IDEOに務める石川俊祐さんの内容である。
まず、IDEOというのはプロダクトから、サービス、体験、ビジネスそのもののデザインまで幅広く手掛ける会社である。
私は、IDEOでは「人中心」の組織の仕組みづくりを取り入れているということに驚いた。

というのも、私の中で会社の中の組織=「仕事中心」の組織の仕組みづくりのイメージがあったからである。「仕事を如何に効率的に動かすか」をベースとした仕組みであり、フィードバックはあくまで「業務内容」に対するものが中心というのが日本の企業組織のイメージだった。

しかしIDEOでは「人中心」の組織の仕組みづくりがされていたのだった。プロジェクトを行う「人」のパフォーマンスを、最大限に引き出すための仕組みづくりがなされているように感じた。
具体的には、メンバーの中で「人」に対してアグナレッジメントとフィードバックをしているのである。それでいざこざが生まれないのは、「すべてはプロジェクトの成功のために」という前提認識が共有できているからだそうだ。

まとめ

仕事内容をデザインするだけでなく、そのプロジェクトを動かす組織の中での仕組みさえもデザインしているところが素敵だとおもった。


_______________________________________________________________

個人の発信
・1か月のtweetまとめ
・Twitterアカウント

長岡研究室の発信
・Twitterアカウント
・Facebookアカウント

#melcブログ #妄想紙_11

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?