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『荒野の用心棒』を観ました@BS
要するにクロサワの「用心棒」である。
世間ではどちらを先に鑑賞している人が多いのかなぁ。
そもそも、黒澤映画はなかなか観れる機会がない。今だとソフト購入かレンタルで見ることができるのだろうが、昭和時代は黒澤映画は観ようがない、見る術がない状態でしたからねぇ。
だもんで、この洋画が最初なのではないだろうか。
そう言った知識がなくても、とにかく面白い!!
観終わって、実は元ネタ黒澤映画と後で知るのです。笑
当然『荒野の用心棒』は、面白いに決まっているのである。安心して見ていられる。
当時、ヨーロッパでどうしても作りたかったようです。西部劇映画を。
スタッフをセルジオ・レオーネ監督、エンニオ・モリコーネの音楽、駆け出しのクリント・イーストウッドを主演に起用というキャストで制作。
結果、映画史上の傑作のひとつとなり、マカロニ・ウェスタンの代表作となった。
クリント・イーストウッドのクールで悠々としている様がとてもカッコいい。
登場人物で、酒場のオヤジと棺桶屋のオヤジだけが芯が通っていて一見弱い立場っぽい人が、実は一番強さを、自分を持っていると感じたなぁ。
映画音楽がここまで、ストーリーに影響及ぼす作品もないのかもと思わせる。邪魔にならず、ストーリーにより入り込める演出になっている。
さすが、エンニオ・モリコーネ!!
セルジオ・レオーネ監督の映像美もそうだが、無言のシーンや視覚的な要素が物語をより豊かに表現しています。
物語自体もわかりやすく、陰謀、復讐、金塊を通じて駆け引きが展開されます。キャラクター間の緊張感や予測不可能な展開も楽しめます。
当時、新しい西部劇の形を確立したこの映画。是非、本家「用心棒」と見比べて欲しいところです。
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