わたしがわたしを知ったとき/繊細さん
なんと書き始めたらいいのでしょうか。
私の頭の中が誰かの救いになればと思い書いています。
映画を見て感動すること、漫画を読んで新しい世界を知ること、外へ出掛けて出会いを見つけること
全てが疲れてしまう。
無意識に避けてしまっている、
本当は好きなはずなのに。
こんな気持ちと向き合い始めたのはつい最近です。
出不精で無趣味な自分はマイノリティなのか?
何にも興味を持てないのは病気なんだろうか?
大人になって自分を変えたいと思って、インターネットで調べてみました。
「趣味 初心者」
「行動力 つけるには」
「興味 見つけ方」
......。
何かが違う。
自分をこんな気持ちにさせてるのはそんな表面的な事実じゃない。
自分と向き合えば向き合うほど涙が出てくる。
なんでだろう。
自分で自分を問うて、自分の本当の気持ちを知ろうとすると心に波が立って、その波が涙となって溢れてくる。
「本音 涙が出る」
この言葉に辿り着いたとき、私は「繊細さん」「HSP」という性質を初めて知ることができました。
そして、世の中にはそういった人々が5人に1人もいることに驚きました。
自分だけじゃないんだ
マイノリティじゃない、仲間がいる
同じ気持ちになる人がいる
それだけで、私はどんなに救われたことか。
学生時代から自分の本当の気持ちを話そうとすると、必ず涙も一緒に出てきてしまい、いろいろな方を心配させてきました。
別に感情が昂ってるわけではないんです。
言葉と一緒に涙が出てきてるだけなんです。
この言葉をどれだけの人が本当の意味で理解してくれていたんだろう。
迷惑をかけないように、と思うほど自分の感情を、本音を、出さないようになっていたんだと思います。
心の波が立たないように、感情が揺さぶられないように、無意識にそう生きてきた気がします。
映画を見ると疲れるから、
漫画を読むと疲れるから、
外へ出かけると疲れるから、
この言い訳の主語が「自分」ではなくて「自分の心」だったと気づいたとき、私は前向きな心の揺らし方をしたいと思いました。
まだまだ繊細さんやHSPについては詳しくないです。
少しずつ自分を知り、HSPを知り、仲間を知っていきたいと思っています。
あなたの感じている違和感はあなただけじゃない。
あなたはひとりじゃない。
そう伝えていけたらいいな、と思います。
kana