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長男くんは○○オタク❗

私の長男は大学3年生。
生物の進化を学ぶのが好きで、
骨の研究をしたり、骨格標本を作成している。

長男いわく、骨はすべてを語るらしい(笑)

小さな頃から生物図鑑📚を絵本がわりに
読んでいたような子だった。
虫🪲が大好きで、クワガタやカブトを
捕まえては家で飼ってたっけ。



中学生の時はサンショウウオの研究に
夢中だった。🦎
サンショウウオの卵と、カエルの卵って
ほとんど見分けがつかないくらいそっくり
なんだけど、🐸✨
生まれた赤ちゃんもソックリで、
どっちもおたまじゃくしにしか見えない。

サンショウウオの赤ちゃんのエサは 
なんとおたまじゃくし😱😱😱

卵から孵化させて、おたまじゃくしを食べさせるんだけど、どう見ても共食いにしか見えないw
ヽ(;゚;Д;゚;; )ギャァァァ

100均の白衣www

「ママ!この個体は、水槽のまわりに置いてある物の色によって肌の色が違ってくるんだよ!」

目をキラキラさせて、
まるで本当に研究者かのように
白衣を着て色んな生き物を飼育してた(*^^*)

飼育してた個体が亡くなると
ミルワームに食べさせて分解。🐛✨
(これがとにかく気持ち悪い😱)

そしてピンセットで小さな骨を一つ一つ
つまんで、慎重に骨を組み立てる。
そんなことまでしていたんだよね。



やりたいことをできるだけやらせてあげたい。
(正直、気持ち悪かったけどw)

私は一緒に生き物のお世話をしながら
長男を見守っていようと思った✨

高校生になった長男は、身体能力も上がり..
一人で山に行ってヘビを捕まえてきたりもした。

((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル🐍

何度かゲージからヘビが脱走して、
食卓テーブルでご飯を食べていた次男の腕を
ペロッと🐍が舐めて…

次男「ギャーーーーー!!!」

大騒ぎしたこともあった🤣wwww
今思うと懐かしいwwwww


海岸でイルカの骨を見つけてきたこともあった🐬腐敗臭が酷くて、通報されないかヒヤヒヤした😂

「ヘビの卵とってきて孵化させていい?」
「アカムシ冷蔵庫に入れていい?」
「網走の海まで連れてってくれる?」

※車で片道5時間

容赦なく次々と色んなことを言ってくる長男w

そしてついに、

「小動物の死骸とかあったら解剖したい」


って言い出すようになった。

さすがにそれは私も不安になって止めた。

どこまでやらせていいんだろう?🤔
何か犯罪に繋がったらどうしよう。

私は悩んだ。


今思えば、長男は純粋に
生物のからだの仕組みを知りたかった。
それだけなんだけどね。

そんなある日。

生物オタクでちょっと有名?になってた
長男は、地域の博物館から声がかかった。

「うちで剥製作りの手伝いをしませんか?」

な、なんと、高校生の長男に
剥製作りの手伝いをさせてくれるとのこと!

アライグマや熊を解体して、剥製を作る作業
なんだけど、

まさに長男くんがやりたかったことが
向こうからやってきた感じだった!!


これには私もびっくりして思った。

本当にやりたいことって、
ちゃんと叶うようにできてるんだ✨

ンでもね、熊🐻って、ものすごい「臭い」なのw
だから長男くんは帰ってくる度に熊臭!!
((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル

消臭!除菌!洗濯の嵐🌀❗

さらには

長男 「ねぇお母さん、鍋使っていい?」
私 「何するの?」
長男 「アライグマの骨を煮込んで、
脂を抜くんだよ✨」

まるで僕の宝物だよと言わんばかりに
アライグマの頭蓋骨を見せてくれる。

待て待て!
食卓用の鍋でそれ煮るんか!?
ヽ(;゚;Д;゚;; )ギャァァァ

キラキラした瞳でお願いされて
仕方なく味噌汁鍋はアライグマ鍋へ……(笑)


他にも、山から「鹿の頭」を取ってきて
庭に埋めてたこともあった🫎

鹿の頭についてる血肉を
土のバクテリアで分解させるんだって💨

「熊が寄ってくるだろ!!!!💢」
元旦那が怒って大変だったよ😂😂(笑)


ずっと自分の好きを追い続けてきた
長男だったけど、
高校3年生の1年間は心を病んでしまい、
あまり学校に行くことができなかった。

生物オタクすぎて友達と話が合わず、
孤立してしまってたんだよね。

出欠の単位もギリギリ。

特別支援制度(別室で授業)を受けたり、
心療内科に通ったりして
なんとか学校に通っていた。

ある日、学校の先生に言われた。

「お母さん、息子さんを
大学に行かせた方がいいです。」

私も、もちろん行かせたいと思った!

長男くんのやりたいを、一番側で
応援してきたのは私だから。

でもね、そのとき私は離婚したばかりで
さらには関節リウマチを発症して、
まともに歩けない状況。
シングルマザーのスタート地点から
すでに収入ゼロ
という
先の見えない不安の中にいて、

とても大学に行かせられる余裕がなかった。

でも、
私じゃなく先生が諦めなかったの。

「お金はなんとかなるもんですよ。
こんなに知識も意欲もある子は、
絶対に行かせてあげた方がいいです!」

そう言われて、覚悟が決まる。


本当に金銭面は絶望的だったけれど、私は長男を大学に行かせることを決めた。

第二希望ではあったけど、行きたい大学に行ってからは周りがみんな生物オタクなので、長男の世界はぐんと生きやすくなった✨

「生きているのが楽しい。みんなも優しい!」

そう言う長男の笑顔は眩しくて

毎朝、頭痛や吐き気に苦しむ長男を必死に
看病したあの頃を懐かしく思う。



あれからもう3年。
長男は大学院受験を目指して、
毎日猛勉強している。

今年は教授について学会見学に行ったり
東京、京都、姫路、名古屋
色んなところに飛んでいた。

いつのまにか英語の論文も読めていて、
海外留学も視野に入れてるみたい✨

長男の「やりたい」を叶えてあげる。
それは、実際はしんどいときもあった。

でもね私は、絶対に長男を否定したくなかった。

「否定された」って、
感じて生きてほしくなかったんだよね。



私の子ども時代は、制限されることが多かった。

家も山奥だったから、どこへ行くにも
親の送り迎えが必要だった。
出掛けたいと訴えても

「遠いから無理」
「忙しくて送れないから無理」
「行ってもいいけど17時までにして」
とか

体も弱くて病気ばかりしていたこともあり、

「そんなくだらないとこ行ってどうするんだ!」
「疲れるからやめろ!」

そんな風に言われることも日常だった。

今思えば
両親は私をとても大切にしてくれていた
それだけなんだけど

子どもの私にはそれがわからなくて

いつもいつも
否定されていると感じていた(*´;ェ;`*)

否定されればされるほど諦めることが多くなって

これがやりたい!ここに行きたい!
強い願いも感じなくなってた。

親はそんなつもりはいっさいなくても
子どもの心にはそれが深く残るんだよね。


何が未来に繋がるかなんて分からない。

子どもが何かに興味を持ったら、
それは冒険の始まりなんだと思う✨


ちなみに長男は、大学院に行くか、
留学するかを迷ってるらしい。

行きたい国は、アメリカ

どうやら留学費用を気にしてる様子。
一体、いくらかかるんだろう?🤔

私も思ったけど

なんせ大学に行く前もお金なかったのに
色んな人が助けてくれて
結果的に今はなんとかなってるわけで…

(しかも私のリウマチも奇跡的に治り、
看護師の仕事もできるようになったミラクル✨)


なんとかなるんじゃないか?

感がすごい笑

私 「どこから留学費用はくるだろね?🤔」
長男 「それな👍」

2人で大笑い(笑)

まるで他人事のように呑気な私たち。

でもこれでずっと
なんとかなってきちゃってるから面白い。


果たして2025年、
長男は海外進出するのか!?

一緒に応援してくれたら嬉しいです笑!!

読んでくださって、ありがとうございました✨😆


長男くんが引きこもりだった頃のお話です笑↓


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アルなか🎵「心のとびら」
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