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人生は神が創ったメタバース空間。という視点から考える、ありのままの自分に戻ることの大切さ。
人生をメタ視点で捉え直す
人生は連続した一つのものだ。そんなイメージがあるかもしれません。
でも実際は、様々なゲームが同時進行で進んでおり、色々なステージが絡み合う複雑なゲーム。それが人生です。
メタバースというものがありますが、人生こそがメタバース空間だと僕は感じています。
一見ランダムに起こる事柄には僕らのカラダ、ココロ、思考との関連性が見えます。こうした法則を意識し、日頃から実感できるようになってくると、人生が俯瞰して見えるようになってきます。
すると「これは神が作ったゲームだな」という感覚になるのです。
その時、幸運や不運という考え方も同時に消え去ることが起こります。
不思議なことに、こうして別の視点で捉え直すことで、物事の見え方感じ方が変わって行くのです。
では、人生は複雑なゲームだという視点について、もう少し解像度を上げてみましょう。
人生の基本構造
人の人生には、様々な「層」があります。
仕事先での自分と、家族と居る自分ではキャラクターが違います。また、苦手な人といる自分も、恋人といる自分も、SNS上の自分も違います。SNSごとにキャラを変えている人もいるでしょう。
一つの人生だけれど、環境によって“様々な自分”がいるわけです。
それを僕は層(レイヤー)と呼んでいます。
このレイヤーの存在を認識するようになると、気持ちが楽になり、もっと自由に動けるようになってゆきます。なぜかと言うと、自分の切り替えが出来るようになるから。いい意味で「割り切り」ができるようになるんですね。
同じゲーム疲弊症候群
では、レイヤーを意識せず、一つのゲームとして人生をプレイすることの弊害について考えてみましょう。
家と仕事場、学校と塾とを往復するような生活では、関わる人もだいたい同じメンツになってきます。
長年同じステージ、
出てくるキャラクターも同じ。
自分のキャラクターも固定されてきた感じ。
すると、ずっと同じゲームをやっているような気分になってしまいます。他者からの「◯さんはこんな人」という認識もあなたへの制限として働きます。自分でもそれを受け入れてますから、自分のキャラにそぐわない言動は精神的にロックがかかります。
楽しめている間はいいのですが、以下のような症状があれば、ZEROの自分にリセットをする必要があります。
気持ちが苦しい
希望がない
人間関係がうまく行かない
何がしたいか見失っている
楽しさがない
義務感で動いている
鬱っぽい
また、病気をしたり、事故や強度の人間関係のトラブルなどは末期です。『ZEROに戻ってくださいね、このまま進とマズイ事になりますよ』というサインが来ているのです。
"何もない自分"にただ戻る
はじめに言ったように、人生は様々なゲームを同時進行で進んでいます。
そこで陥りやすいのが
「自分はどこかに向かっている途中なのだ」
という感覚です。
僕達の人生のシーンにはしばしば「目標・目的」が現れます。そしてそれに向けて進んでゆきます。例えばコンクールで金賞をとる、とか、受験とか就職とか、お金持ちになるなどです。
一日単位の小さなミッションもありますね。封筒をポストに出すとか、公共料金を支払う、などです。
ですが、この「目標・目的」をずっとこなす毎日を送っていると、自分を見失ってしまいます。「やるべきこと」だけしか見えなくなってきて、「何かをやっている自分」の意識がオフの時間も支配するようになるのです。
すると、元々持った感覚が麻痺してきて、本来の自分を失ってしまうのです。
そして、「途中の自分」になってしまう。
「レイヤー思考」応用編
さて、またレイヤーの考え方。今度は応用編です。
レイヤーを上に上げてゆくことで、ゲームをさらに抽象的な視点で捉えてゆきましょう。
目標や目的を目指して生きている自分。
どこかに向かう途中の自分、というレイヤーは存在します。
他にも、親としての自分や、恋人としての自分、親の子供である自分や、会社員や組織の一員としての自分というレイヤーがあるでしょう。
でも、全てのレイヤーは、さらに大きな土台にのっかているもの。
それが「命」です。
ただ生きていて、
今在るだけの自分、
命や意識体としての自分
ただ感じている自分
という大元のレイヤーの上に乗っているのです。
ただ呼吸をして、ここにいる自分。
大地に立っている自分。
「自分」すらない、この星の一つの生命としての自分。
命のレイヤーは、「今、ここ」が全てです。ゼロであり現在過去未来の全てがあります。
『ZEROに戻る、ありのままに戻る』
よく言われるこれらのフレーズは、抽象的過ぎて色々な解釈があり、実際よく分からない方が多いのではないかと思いますが
本来の意味は
自分という一つの命を超えた
大きなイノチとしての自分の意識に
繋がりなおす
ということです。
そこには思考や感情はありませんので、普段の自分とは違う自分が現れてきます。
人生ゲームのさらなる深み
さらにゲームのレイヤーについて掘り下げてみます。
ビジネスや会社経営、学校は、「社会ゲーム」のレイヤーです。これはお金をベースとして組み立てられたもの。本当の自分を出すことは殆どのシーンで求められていません。基本的には何らかの利益が優先されます。
では、社会ゲームの地盤となるのはなんでしょうか?
それは「地球ゲーム」です。
地球ゲームではお金は関係ありません。使うなら役立つツールとして有効活用すればいいし、そうすればそこに執着は生まれません。地球ゲームには執着は無いなと思います。
自分のイキイキするレイヤーを開拓していこう
どこに行ってもいいし、何をしてもいい、誰と会ってもアシカに会っても、どんな自分になってもいい。ルールはありません。でもそこがハードルが高いと言えば高い。
いざ自由にしていいよ、となると何をしていいか分からなくなるもの。ある意味ルールがあるからこそ、細かいことを考えなくて良いのが社会ゲームのいい所。
それと違い「地球ゲーム」はルールがないからこそ、上級者向けのゲームと言えるのかもしれませんね。
でも難しいゲームこそやりがいがある、という見方もあります。
僕の周りには地球ゲームを楽しんでいる人が沢山居ます。僕も楽しんでいますが、ぶっ飛んでいる友人達を見るとまだまだ遊べそうだなと感じます。
個性が全く違う皆に共通しているのは「楽しい世界にしたい」ということ。地球ゲームプレイヤーも社会ゲームプレイヤーも、皆そこは同じはずです。
さて、あなたも今日から地球ゲームをプレイしてみませんか?
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