コブ角改善後に骨盤に歪みが残る理由となおし方『側弯症の股関節事情』
【はじめに】
簡単な自己紹介
あるくん歩行体操教室、姿勢トレーナーの東 史(アズマ フミ)と申します。
大阪府枚方市の体操教室では、ミドル世代シニア世代の姿勢矯正と歩き方矯正トレーニングを行っています。
生徒さんのほとんどが、脊柱側弯をお持ちです。
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側弯症とコブ角について
側弯症とは、背骨が左右に弯曲または回旋した状態です。
コブ角とは、医療の側弯症評価の基準で、背骨のレントゲン写真で、上の方で最も傾いている椎骨の上縁と下の方で最も傾いている椎骨の下縁を結ぶ2本の直線の交差によってできる角度です。
背骨の弯曲は、軽度なら胸椎だけや腰椎だけに浅い弯曲が現れることもあります。
この記事では、長期間放置していた胸椎下部から腰椎の弯曲の、コブ角が改善しても、骨盤に歪みが残る理由となおし方について書いています。
※側弯症コルセットやインソールは使用していません。運動器具”あるくんボード”を使用します。
上の写真は、モデル生徒さんの『あるくんメソッド』開始前と腰椎の弯曲改善と骨盤の歪み改善過程での問題点を、分かりやすくするため赤でラインを入れます。
R5.11.14メソッド開始前
下半身と上半身の中心軸は、大きくズレていました。しかし、腰から太ももの筋肉が沈むことで、骨盤の歪みとしては目立たない状態でした。
R6.6.7腰椎の弯曲改善
腰椎の弯曲を改善し起こすことで、下半身と上半身のズレは減少しました。しかし、腰椎が起きたことで反対側左に骨盤が押し出され骨盤の歪みの印象が開始前より強くなりました。
R6.12.26骨盤の歪み改善
下半身と上半身のズレの改善を進めながら、押し出されて目立った骨盤の歪みを改善しました。ウエストから太ももまで引いた体のアウトラインを見ても、左右が対称に近付き、アライメントが整ってきたことが確認できます。
今後も、メソッドを継続することで、骨盤の歪みを解消して対称に近付けられる可能性を感じていただけると思います。
【胸椎下部から腰椎の弯曲の影響】
コブ角改善後に現れる骨盤歪み
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