マガジンのカバー画像

入院記

64
入院生活中の徒然。
運営しているクリエイター

#太宰治

消灯も半ばを過ぎて

今日はなんも書かずに寝ようと思ったけど書く。
ついさっき、地元では有名なラブホテルの閉店を知って、割と衝撃を受けた。変な話、そこにいつかチェック・インする事を夢見ていたからだ。とうとうそれが叶わなかった。
ラブホの閉店で時の流れを感ずる人生。まあそれも悪くは無いと思う。
アーメン・ザーメン・メリーチェイン。
閉店によせて、ぼくは真面目にこの言葉を送りたい。

今日も今日とて、一日鬱鬱していた。

もっとみる
焼ける糞なし

焼ける糞なし

入院というのはどうやら、どうしても気持ちが暗くなってしまう出来事らしい。
それはそうだ。少なくとも楽しかったり、安らげるような場所ではない。
楽しい入院なんざあるわけない。あるとしたら教えてほしいもんである。

今日も朝から晩まで色々な事を考えながら過ごした。
午前中、別のフロアの部屋に移動。
一気に人が増え、なんとなく落ちつかない。
所在無くフロア内をぶらぶら彷徨う。
老若男女色んな人がいる。

もっとみる