トラウマの癒し方?ではなく、変わった捉え方
例えば一つの考え方として・・・
わたしは、ヒーリングスクールに通っていた8年間、在籍条件として、国家資格を持った臨床心理士から最低5年間、毎月1〜2回のセラピー(心理療法)を受けることになっていました。
人を癒す前に自分の中を整理して自分を癒すというのがヒーラーのトレーニングを受けるための土台でしたので、とても役に立ったと思っています。
それに加えて、30年ほどのヨガのプラクティスで「自分とは一体何か?」ということに常に向き合ってきました。
ヨガも方法は違いますが、心と体のクレンジング法でもあります。
それを一応前提に、きょうは少し違う角度から、トラウマをどう捉えるか・・・?ということについて、わたしなりに書いてみようと思います。
なぜなら、なるべく早く気持ちを楽にして、この人生を楽しんだ方がいいと思っていますし、ヨガクラスの生徒さんたちや個人セッションを受けに来られる方たちにもそうお伝えしているからです。
まず、何を信じているかによって、物事をどう捉えるかは全然違ってくるということを、理解していることが大切だと思います。
よく聞く言葉に、「普通は・・・」とか、「みんなそうですし・・・」というのがありますが、その考え方自体が、そもそも一般常識とか、普通という実態のない幻を見ている世界観です。
なんの真実もそこにはない。
誰か、または大多数の人が決めたこと、考えていることを基準に価値を置いて自分は生きていると言っているようなものです。
そしてもう一つ・・・
(1)人生は偶然起きているという見方をするのか、
(2)人生は自分がシナリオをある程度描いて、魂が今回経験したいことをし、成長していくためにある・・・と捉えているか?ということ。
(1)の場合は、完全に、力も主導権も他者や外の世界にありますし、(2)の場合は自分自身、それも自分の本質に、力も主導権もあります。
よく「あなたは自分の人生の創造主です」という言葉がありますが、それは(2)の視点。
実際(2)の視点を信じていても、行動も発言も、生き方は(1)でい続けてる人は多いと思います。その場合は(1)で生きているということ。
(1)の視点に名前をつけるなら、強い言い方になりますが「人生の犠牲者」
(2)はもちろん「人生の創造者」
1)の場合は、他人にどう思われるかが気になる世界
2)の場合は、自分が今何をどう感じているかが大切だと捉えている世界
前置きはこのくらいにしておいて・・・
例えば、親のことがトラウマになっている人を例に取ると、(1)の場合は、「この親のせいで自分は今も不幸なんだ」という犠牲者の視点・・・ですが。
(2)の場合は、「何かを私の魂が体験したくてこの親を選んできたのだ。そうだとしたら、それは何だろう?こんなに辛い体験を自分の魂が選んだのには絶対に理由があるはずだから、それを自分は学んだのか?成長し変化できたのだろうか?どうしたら乗り越えられるのか?」と、自問自答し、その経験を踏み石にして、本当の自分として、新たに生き始めるための体験にしていく・・。
これが、パワフルで肯定的な、人生の創造者で在るという視点
同じ出来事が起きても、その後の人生は人によって違います。
それは、その人の心がどういうマインドセット(考え方)で固定されているかによると思います。
そして、簡単ではないのはわかりますが、(2)の視点で生きることを選んだら、起きた出来事によって自分が不幸であり続けるということはできません。(自分がそうしたい場合以外は)
ただ、人間にはエゴというのがあって、「犠牲者のままいたい」「私は可哀想な人なの。だから同情してほしい」と囁く声が聞こえてくることがあります。
そのように、心には仕組みがあるということを知ることは本当に役に立ちます。
心の仕組みを知らないと、自分の心に翻弄されつづける人生からはなかなか逃れることはできないでしょう。
仕組みを知って、新しいものの見方を身につけていくことができれば、世界の見え方はガラリと変わります。
もう悩み続けることは無くなります。
トレーニングの仕方を知ればあとはやるだけです。
なので、おすすめは、心の仕組みと体とのつながりをしっかり教えてくれるヨガの先生と出会うか、自分でとことん探求しながら実践していくか・・・。
そして、きょうは最後に、(2)の視点でこの世界を見た時には・・・とういうお話で締めくくりたいと思います。
(2)自分が自分の人生の創造者
であるとしたら、あなたの今のお母さんもお父さんも、本当の親ではありません。
なぜなら、あなたというこの宇宙にたったひとつの存在としての魂を最初に生み出したのは、今の両親ではないからです。
今のあなたの両親も、友人知人、上司も誰も彼もが、大元の大いなる源が生み出した唯一無二の魂。
ですから、両親だと思うと、期待も大きく、親なんだからこうして欲しかったという気持ちになるとは思いますが、みんなこの星で学んでいるクラスメイト、または兄弟姉妹みたいなもの。
子供を産んだらその時点で親になるというだけの話。
親になるトレーニングなんて受けている人はいません。
失敗もするし、言ってはいけないことも言う。
みんな学んでいる途中です・・・
一人残らず人間は、未熟な一人一人。
ですから、子供の頃のトラウマで今も苦しんでいる人がこれを読んでいたとしたら、少し視点を変えてみて、ここから先は、自分が人生の主導権を握って、全く違う視点でこの人生を生きていく決意をしてみるのもいかがでしょう?
ただの提案なので、もちろん、(1)の視点のまま生き続けることも自分が選ぶならいいのです。
でも、新しい視点のトレーニングは可能ですし、自分次第です。
誰か次第ではありませんので、自分にできることがあるということです。
もしヨガが役に立ちそうだと思われたら、湯河原の山の上のYoga Contactへ是非お越しくださいね。
または、お近くでいい先生見つけてください。
ヨガは体を動かす運動ではありません。
心と体のクレンジングであり、自分の本質を思い出す道。
そしてゴールは心の平安です。
今日もありがとうございました。
see you !
遠方の方は、オンラインサークルもやっていますので是非お仲間に!