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大混雑でも行ってよかった!『モネ 睡蓮のとき』@国立西洋美術館

少し前になりますが、国立西洋美術館で開催されているモネの展覧会に行ってきました。

大人気&大混雑ですが、結論からいうと最高でした!


実物ならではの美しい色

展覧会の最初のコーナーには、同じ景色を時間帯を変えて何枚も描いた連作が並んでいます。

どちらも『セーヌ河の朝』というタイトルです。
いずれもロンドンのチャリング・クロス橋を描いたもの


景色も構図も同じなのに、色がちょっとずつ違ってますよね。
直接見ると、色彩の繊細さがよりよく分かります。

光と色の微妙な変化を見逃さないモネの観察眼がすごすぎて、彼の目の素晴らしさには本当に驚かされます。


やはり圧巻だった「睡蓮」

展覧会ではオランジュリー美術館を模した展示室があり、そこには美しい睡蓮がずらりと並んでいます。

白は200色あるそうですが、モネが描いた睡蓮は全部で200枚以上!
今回の展覧会でもたくさんの睡蓮を見ることができました。

花そのものをフォーカスしたものもあれば、睡蓮と池の様子描いたもの、睡蓮のある水面を写したものもあり、見応え抜群でした!

「睡蓮」というモチーフに、こんなに多様なバリエーションを見出せるなんて、本当に恐るべきモネの目と発想力です!

モネはグッズも映える

グッズもいくつか購入しました。

展覧会の中で気に入った作品を中心に集めました。

私的にビビッときた作品は『藤』。(ポストカードとチャームで購入しました。)

『藤』
実際は2枚が横並びに展示されています。


絵の周りの空間まで紫色にしてしまうような圧倒的な存在感!

花の形はものすごく曖昧なのに、この複雑な紫色で、藤の美しさをしっかり具現化しています。
色の表現力の豊かさに感動です。

鑑賞後も余韻に浸る

美術館近くのアトレ上野では、今回の展覧会とタイアップした様々なメニューが出ています。


その一つが、千疋屋の限定デザートです。

『モネの庭園デザート』
モネの睡蓮をイメージして作られた特製スイーツです。


睡蓮の花のような洋梨の盛り付けにうっとり。
その下はタルトになっています。

キウイソースにカシスソース、タルトの中のチーズクリームなど、全体的にさっぱりした味付けです。

とても美味しかったので、展覧会後の一休みにおすすめです。

欲張りなのでランチセットのカレーも食べました。


大混雑も納得の充実度

人混みが苦手な私ですが、本当に素晴らしい作品ばかりで大満足の展覧会でした!
多くの人が惹きつけられるのが分かります。
迷っている方はぜひ、足を運んでみてください。



見ているだけで心が癒される印象派の絵。
その作品は、画家たちの執念と信念に支えられています。


モネと他の画家を比べることで、それぞれの魅力を深掘りしています。




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