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メソポタミアからインドへの旅、羽衣

文化を表現した羽衣ショール

遥か古の時代、中国やインドを筆頭に
シルクロードを渡り、アジア全体から伝来した
最高峰の逸品を保管し続けてきた正倉院

その中にはインドから伝えられた染色技法
総称して三纈(さんけち)と呼ばれる
技巧の伝承も含まれます

2023-2024 WP WORLD
インド・ジャイプールで撮影した
纐纈(こうけち)と
ブロック・プリントを融合させた作品
羽衣が重なることで
より繊細な印象に

その3種の主たる技巧ひとつ
纐纈(こうけち)は現代でも
絞り(しぼり)と総称し
辻が花の様な高級着物の染色から
有松絞に代表される浴衣染色まで幅広く
伝統工芸として現代の私達に継承されています

当ブランド・オリジナル
纐纈(こうけち)作品
正倉院の宝物「瑠璃杯」を
イメージして絞り染

今夏の当ブランド・コレクション、テーマは
「 MEETS ORIGIN (原点との出会い) 」

インドからユーラシア大陸全体に広がった
美の文化を当ブランドでは
福島県川俣町の透明な絹織物、世界最極薄の
オーガンジーに浮かべて、ご紹介をしています

舞踏家 ハタリエ様
オーダー制作させていただいた
染(纐纈・こうけち)のカフタン
※台湾公演での1枚※

インスピレーション

今回の色彩はメソポタミア文化への想像から
旧年に渡航したイラク、紀元前5千年紀から
人々が暮らしていたとされ、
今も市民の憩いの場、アルビールの城塞

幾千年の時を超えて
今もアルビールの人達で賑わう
バザール

訪問した時に感じた文化や色彩を
纐纈(こうけち=板絞り染)で表現しました

感動的に口福だった乾燥フィグ
(無花果)トルコ産・シリア産
アルビール産と食べ比べをさせてくれますが
旬(11月~12月)しか、いただけない
アルビール産の美味しさ、地消地産
そんな無花果を表現したショール
シャーリングを寄せて
フォルムも丸くデザイン

染色作品(羽衣ショール)はブランドの
ウェブストアで、ご紹介中です

ユニバーサル・デザイン

一枚布を着手の感性で自由に
羽織れるデザインが当ブランドの特徴です

日本の職人技だからこそ
実現する繊細な絹同士を繋げる
鍵網(かぎあみ)

このような繊細な鍵網(かぎあみ)の技術で
ポンチョのように被ったり(かぶったり)
ジレのように片腕を通して羽織ったりを
お楽しみいただける
着物やアジアの民族衣裳の考え方を
原案にした独自の羽衣デザインが特徴

~ 被り、装う ~
平安時代の絹衣(KADUKI)から
デザインを膨らませた作品

染色の仕上げは筆を使い、アート作品の様に
暈しを入れることで独創性を高めています

細部の仕上がり迄、作品は私(河野自身)と
職人による1つ1つ手作業で制作されています

花びら・・・のような
暈し(ぼかし)が特徴的な作品

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