(今日のART)Carapace -ジュリー・カーティス
Carapace -ジュリー・カーティス
Carapace(甲羅) - Julie Curtiss/ 2017年
女性の姿から、顔は見えない。
ジュリー・カーティスの作品は、女性の姿から、顔は見えない。
それは、特徴を定義することなく、原型、シンボル、または代役だからだろう。
観る川の視線から背を向けているか、ロープのような髪の束で覆われているかだ。
それは、ジュリー・カーティスの女性の形は、断片的だが強力だ。
女性の客観化の歴史に疑問を呈している。
ジュリー・カーティスに描かれているものは
そこに描かれるのは、爪は鋭く伸び、乳首はグラフィックな円錐形になり、髪はメデューサ(Μέδουσα, Medoūsa/ギリシア神話に登場する怪物)のように催眠的で魅力的で、抽象化され、一連の反復的なねじれた巻きに、再構成される。
そして・・
このCarapace (2017)では、ローラーにセットされた髪が奇妙に魚のように見えるが、多様に解釈できるだろう・・・。
ジュリー・カーティス(Julie Curtiss)
ジュリー・カーティス(Julie Curtiss,1982- /ニューヨークを拠点とするフランス人アーティスト)
ジュリー・カーティスは、絵画、素描、彫刻、版画など多様な分野で活動している。
その作品は、比喩的な絵画、彫刻、紙とグワッシュで、自然と文化の関係に焦点を当て、シュルレアリスム的な感覚で、女性の原型を明らかにし再構成する。
ユーモアと闇の補完性
#ジュリー・カーティス #Carapace #絵画 #彫刻 #版画 #サブカルチャー #エロチック #あいまいな構図 #顔は見えない #人体のディテール #断片化されたディテール
いいなと思ったら応援しよう!
応援いただきましたら、現代アートの活動に使わせていただきます。