ロバート・アーウィン:芸術における知覚と条件
ロバート・アーウィン(Robert W.Irwin)
ロバート・アーウィン(Robert W.Irwin,1928- /アメリカのインスタレーションアーティスト)
空間の物理的、感覚的、時間的体験を変える サイトスペシフィック(Site-specific art/特定の場所に存在するように制作されたART)な、ある意味、 建築学的な介入を通じて、芸術における知覚と条件を探求した作家だ。
Scrim Veil Black Rectangle Natural Light Whitney 2013
by Robert W.Irwin
略歴 - Robert W.Irwin
1928年、カリフォルニア州ロングビーチで生まれる。
1946年-1947年、米国陸軍に勤務。
1948-1950年、ロサンゼルスのオーティスアートインスティテュート(Otis College of Art and Design )
1951年にジェプソンアートインスティテュート(Jepson Art Institute)、 その後、1952-1954年まで、ロサンゼルスのシュイナード・アート・インスティテュート(Chouinard Art Institute/ネルバート・シュイナード学長/プロのアートスクール、その後、カリフォルニア芸術大学”CalArts”となる)に通った。
1957-1958年の間に、Chouinard Art Instituteで教鞭をとっている。
Artwork
その1950年代は、アートワークを開始する。そして、1960年代にインスタレーション(Installation work)移行する。
そして、US-西海岸の光と宇宙運動の美学と概念的な問題をリサーチ・定義する、先駆者だ。
Light installation
Dia:Beacon
Sculpture/Configuration 2T, 2018
Chinati Foundation by Robert W.Irwin
それは、初期の作品は、ギャラリーや美術館のスペースを変えるために光とスクリム(丈夫で粗い生地)のベール(婦人帽などにたらす薄くすきとおった布の類)を使用することがよくあった。
その後の1975年以来、彼は風景プロジェクトもアートワークに広げている。
Irwinは、 Getty Center(1992–98)、Dia:Beacon(1999–2003/NY)、Chinati Foundation (2001–16/テキサス州マーファ)などの組織で、おそらく、55を超えるサイト固有のプロジェクトを考案した。
そして、業績は・・
1993年、ロサンゼルス現代美術館(MOCA)は、彼の作品の最初の回顧展(Retrospective exhibition)を開催した。
2008年、サンディエゴ現代美術館は、アーウィンのアート・キャリアの中で50年にわたる、それとは別の作品を発表した。
1976年に、ジョン・サイモン・グッゲンハイム記念財団から、グッゲンハイム奨学金を、1984年3月にマッカーサーフェローシップを受賞し、2007年にアメリカ芸術文学アカデミーの会員に選出されている。
Chewing Gum III-Hong Kong-2019
そのRobert Irwinは、カリフォルニア州サンディエゴに居を構えて、現在も制作している。
この後、ロバート・アーウィンのLight installation
そして、untitled (dawn to dusk)に続きます。