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#1)Christian Boltanskiの記憶と存在
クリスチャン・ボルタンスキー(Christian Boltanski,1944-2021/フランスのアーティスト)
フランスの現代美術作家:彫刻、写真、画家、映画....
記憶と存在(生と死)等、哲学的な概念芸術の作品を扱う。
その作品は、いわゆるコンセプティアル・アート(概念芸術)のエリアだろう。
それは、ナチスの占領下のパリに生まれ、父はユダヤ人だった、間も無く終戦となるが、幼少の時からのホロコースト(The Holocaust)等、ボルタンスキーの作品の影響になっている事は確かだろう。
(c)Christian Boltanski
Christian Boltanski – Studio Visit | TateShots
Christian Boltanski at Carriageworks in Sydney
略歴
1944年、パリ生まれ
1968年、短編映画、写真、人形のインスタレーション(ラヌラグ映画館-Paris)を発表する。
1969年、「クリスチャン・ボルタンスキーの可能な人生」-記憶を題材とした、小学校時代のクラス写真や、粘土で再現した遊具などを載せた小冊子:このあたりは、彼の作品の原点かも知れない。
1972年、国際現代美術展(ドイツ-カッセル)ドクメンタ(documenta)に参加する。
1970-1980年、写真作品を多く制作する。
1985年-、「モニュメント」シリーズ:これは、代表作と言えるのかも知れない。その流れにある、「シャス高校」と「プーリム祭り」もユダヤ人の子供たちの写真が多様されている。
そして、ホロコーストだけではなく、普遍的な死という表象に文脈は向かう。その頃には、表現手段や、素材も多彩だ。
1990年-以降は、演劇等を劇場や廃病院といった広大な空間でのインスタレーション、それは参加型のパフォーマンス・アートだ。90年代のその流れからのパブリックアートは、、街中の看板の作品の掲示、そして、駅の忘れ物の提示のプロジェクトを行う。
2001年、カイザーリング賞(ドイツ)、そして、グローバルに現在も多様な作品を発表する。
次回は、クリスチャン・ボルタンスキーの日本国内での展示紹介に、つづきます。
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