女性作家Teresa Solarと作品を考える
女性作家テレサ・ソーラー（Teresa Solar）と作品を考える
テレサ・ソーラー（Teresa Solar/1985- /スペインの現代アーティスト）
第59回ヴェネツィアビエンナーレ「The Milk of Dreams」の招待作家だ。
それは、それまでのテレサ・ソーラーの実績と、その作品からだろう。
テレサ・ソーラーの作品は
テレサ・ソーラーの作品は、スピーチの形態、また、思考の形態に基づいている。
抵抗、絶縁、気密性、免疫などの概念は、彫刻とドローイングに焦点を当て、多層的な物語の作成に基づいた学際的な制作を通じて開発されている。
喉、毛穴、ハッチ、舌、パイプ、彼女の作品は、接続性と流れの意味合いで占められている。
彼女は言葉でいっぱいで、言葉を生み出す器官でいっぱいの練習かもしれない。
もしかして・・・・それ自体を疑うが、それでも話したいと思うおしゃべりな作品のようだ。
BIG MOUTH WITHIN BOUNDARIES OOZING OUT
作品のサイズとマテリアル
テレサ・ソーラーは、非常に異なるサイズと素材の作品で空間を占有する。
粘土、また、発見されたオブジェクト（物体）、人間のシンボルが彼女の作品に共存している。
テレサ・ソーラーは、有機的な感覚から、これらの関係に身体機能であるかのようにアプローチするが、有機的特性と合成的特性を組み合わせたハイブリッドな存在形態が、絶えず生み出されている産業界の複雑な関係システムを強調している。
陶磁器を使った作品は、彼女の作品に特に関係があります。彼女は、粘土を、人類と私たちの文明が置かれている地質学的マントル（mantle/惑星の内部構造）との関係のメタファー（隠喩）として解釈し、材料の固有の断熱性を通じて、海綿状のシステムを作成する。
自己防衛と孤立の物語を語る。それは、実際、生の有機的な外観とは対照的に・・・・
近年の個展、その概要
最近の個展には、
2021年、ジュリア・モランデイラがキュレーションしたバルセロナのガレリア・ジョアン・プラットでの「Time of worms」（ワームの時間）。
2022年、ハーグの「BIG MOUTH WITHIN BOUNDARIES OOZING OUT-1646」（境界内の大きな口、にじみ出る-1646年）
Travesia Cuatro Madrid（スペイン マドリードのアート ギャラリー）の「Formas Fuga」。
メキシコのTravesía Cuatro CDMX（メキシコ メキシコシティのアート ギャラリー）にある「 Pumping Station」。2017-2019
ストックホルム（スウェーデン）のMatadero Madrid and Index Foundation（マタデッロマドリッドとインデックス財団）での「Ride, Ride, Ride」2018
また、アート・バーゼルのInstitute Kunst（Kunst-アート）のデアタンク（der TANK）での「Flotation Line」。
（註）Matadero Madrid （マタデッロマドリッド）：現代アートの中心地
そして、彼女はキーウ（ウクライナ）のピンチュク財団でのグループショーに参加した。
（私見）視点が、そして、マテリアルが、21世紀型のアーティストだ。これからの活躍が、楽しみな作家だ。
#テレサ・ソーラー #現代アート #学際 #有機的な感覚 #彫刻 #Teresa_Solar #第59回ヴェネツィア・ビエンナーレ
いいなと思ったら応援しよう！
