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ポール・チャン(Paul Chan)と内在化した哲学
ポール・チャン(Paul Chan)と内在化した哲学
ポール・チャン(Paul Chan,1973- /ニューヨーク在住のアーティスト)
(註)Paul Chang氏とは異なります。
Paul Chanの映像インスタレーションでは、アニメーションやドキュメンタリー等と共に、ポール・チャンが生み出した新たな視覚的言語を採用する。
そこには、人間のもつ暴力や欲望、あるいはトラウマといったものが表現されている。作品には政治的、哲学的思考が反映されて、その根底には、文学や哲学、政治、ギリシャ神話や聖書に対するポール・チャンの幅広い興味と知識が埋め込まれている。
by Paul Chan
略歴とアートワーク-Paul Chan
1973年香港生まれ。
1980年、彼の家族と共にアイオワ州移住。
1992-1996年、シカゴ美術館付属美術大学(School of the Art Institute of Chicago)ビデオ/デジタルアートのBFA(美術学士)
1999年、Webサイトを立ち上げる。そのWebサイトは、Paul Chanがビデオ、アニメーション、フォント、その他の作品を無料で配布するためのプラットフォームだった。
by Paul Chan
2000-2002年、バード(Bard College)のMFA(美術修士)
2009年から2014年にかけて出版社BadlandsUnlimitedを設立した。(その後、休止)
2002年、反戦活動家のJohn Zorn(1953- /アメリカの作曲家・サックス奏者-Voices In the Wilderness)と一緒にイラクを訪れた後、Paul Chanの仕事はますます戦争と政治に関係するようになる。
Greene Naftali Galleryで個展
2004年10月、Paul ChanはGreene Naftali Galleryで個展デビューをする。大きな扉を開いたと言うことだろう。
Carol Greene
写真は、Greene Naftali Galleryのオーナー:Carol Greene/ニューヨークの多くの芸術団体に参加して現代アート作家の発掘に貢献している。
2016年以降、ビデオプロジェクションとコンピューター画面を使用して作品を放棄して、Paul Chanらしいアートの世界を展開する。
展示と賞-Paul Chan
2004年 カーネギー・インターナショナル
2005年 広州トリエンナーレ、リヨン・ビエンナーレ
2006年 ホイットニー・バイアニュアル
2007年 イスタンブール・ビエンナーレ参加。同2007年「ザ・セブン・ライツ」、サーペンタイン・ギャラリー(ロンドン);ニュー・ミュージアム(ニューヨーク)個展開催。世界の主要な美術館でのグループ展個展多数開催。
そして、
2014|ヒューゴボス賞
The Hugo Boss Prize 2014: Paul Chan, Nonprojections for New Lovers a the Guggenheim
2019年5月24日-2020年1月12日までソロモンR.グッゲンハイム美術館で展示されているArtistic License「Six Takes on the GuggenheimCollection」を選択した6人のアーティストキュレーターの1人だ。
ただ、作家の紹介コラムを書いていて、あの人は、こういう人だ、とは、とても言い切れないだろう。
少しでも、その作品に表象された、従来系ではない部分をご紹介したいと存じております。新しい作家ですと資料が極めて少ないことも確かですし、作家の視点は常に変わります・・・1人の作家を、何回かに分けて、異なるアプローチでコラムを形成する時もございますので、どうぞ、ご理解くださいね。
ランダムになりますが、ポール・チャンの作品を考えるに続きます。お時間のゆる折に・・・・
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