(後編)印象派からの点描-それは学際的な色彩構成
印象派からの点描-学際的な色彩学の実践と理論構成
ここで、ジョルジュ・スーラ(新印象派)やファン・ゴッホ(ポスト印象派)の絵画と色彩学の学際的なことを加執しておきます。
加法混色(光の3元色-RGB /混ぜると白)と減法混色(絵具-色材の3元色-YMC/混ぜると黒)で基本構成されている。
ポスト印象派の絵画には、点描画では、絵具を並列に、光の3元色-RGB(Red,Green,Blue)を塗布(点描)して、遠くからは見ると白に見れるという原理を把握していた。(点描の点のサイズに影響されるが、点が大きくなると明るくなる)
ここでは、絵筆で光の3元色のロジックを画材で行っているのだ。
それは、並置加法混色と言われる技法だ。
絵具のような色材は、特定の波長の光だけ反射し、その他の波長の光を吸収する。
その特定の波長(いわゆる可視光)とは、概ね380nm-750nm(ナノメートル)まで電磁波である。
赤(R):700.0[nm]、緑(G):546.1[nm]、青(B):435.8[nm]と*CIEで定めている。これは、コンピュータのモニタの色構成(加法混色)だ。
その学際的な視点でその技法が、そこではすでに、使っているということだ。
*CIE(Commission internationale de l'eclairage-国際照明委員会)
Fig.グランド・ジャット島の日曜日の午後-ジョルジュ・スーラ
Fig.ゴッホもミレーの種まく人に触発されて、種まく人を描いた
Fig.星月夜(糸杉と村)-フィンセント・ファン・ゴッホ
(c)Musée d'Orsay
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