ジョン・ズーリアの空 2016
ジョン・ズーリアの空 2016
John Zurier's Sky
「絵画で最も難しいのは、まったく何も描かれていない空間を作り出すことだろう。」-John Zurier
絵画のジレンマは、2 つの建物の間に見える空を描くこと
ジョン・ズーリアが本当に夢中になった最初の絵画のジレンマは、2 つの建物の間に見える空を描くことだった。
その結果、絵全体が何もない青い空間になった。彼はこの課題がほぼ不可能だと感じ、長い間先延ばしにしていましたが、それ以来、彼の芸術的関心はほとんど変わっていない。
しかし、繊細な人間味を雰囲気のある描写に取り入れた彼の作品には苦労の跡はすくない。ムーラツァロ/フィンランド シリーズの淡いブルーのキャンバスは、昼間の空を垣間見ることで逃避の気持ちを呼び起こします。絵画で注目すべきは、雲を暗示しているように見える、塗られていないキャンバスのかすかな部分です。ズリアーの他の作品、たとえば「夜」は、暗闇の重さを描写するかのように、より濃く描かれています。そのコントラストにより、彼の雰囲気に対する感受性がさらに明らかになります。
ジョン・ズーリエによるフィンランドのムウラツァロの絵画、
ジョン・ズーリア（John Zurier)
ジョン・ズーリア（John Zurier,1956- /カリフォルニア・サンタモニカ出身のアメリカのアーティスト）
カリフォルニア州バークレーに住み活動した。バークレーでは、ジョーン・ブラウンとエルマー・ビショフに師事した（カリフォルニア大学バークレー校で学士・修士）。2014年、バークレー美術館は歴史的に重要なマトリックス プログラムの一環として個展を開催、2010年にグッゲンハイム フェローシップを受賞したズリエは、2002年のホイットニー ビエンナーレ、2008年の光州ビエンナーレ、2010年のカリフォルニア ビエンナーレ（オレンジ カウンティ美術館）、2012年のサンパウロ ビエンナーレに参加している。
John Zurierが述べる
「私は、つかの間の刺激的な夕焼けが好きではありませんが、落ち着いた色合いの平坦な空に惹かれます。淡いブルーは、飛行を連想させます。灰色の空は、熟考を連想させます。閉所恐怖症に襲われ、空が少しでも見えると癒されるようになるまでは、そうでしょう。淡いブルーのズーリエの作品は、室内で使うには良い選択肢かもしれません。」-John Zurier
（ジョン・ズーリエによるフィンランドのムウラツァロの絵画）
ジョン・ズーリアのアートワーク
ジョン・ズーリアの表象の視点は大きい・・・・
「絵画で最も難しいのは、まったく何も描かれていない空間を作り出すことだろう。」-John Zurier
何度かに分けて、ランダムになりますが、コラム化して読みやすく展開致します。お時間の許す折に・・・・
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