写真家リゼット・モデル-そのドキュメントは極端と誇張

リゼット・モデル（Lisette Model、1901 - 1983）
アメリカ(NY拠点）の女性写真家。

ウィーンに生まれ、パリから、1938年にニューヨークに移住した。
1933年、フランス各地等のクローズアップされた人物スナップ等の写真を撮る。
1938年、第二次世界大戦のため、アメリカ移住した。その後、ラルフ・スタイナー、アレクセイ・ブロドヴィッチなどの当時の著名な写真家・デザイナーに見出され、写真家として活動した。
1940年代、Harper's BAZAAR（女性向けファッション雑誌-NY）他に作品を発表する。
それは、当時のアメリカの人々の人間的な生き様をクローズアップした表象した作品だったからだ。
従来の美として捉えるべき写真像から、解離したスナップがメインだ。
1950年代、カリフォルニア美術大学やパーソンズ美術大学（NY)などで、教鞭をとる。
その授業では、写真の技術より、被写体との関わり方を説いたといわれる。
その生徒に、ダイアン・アーバスがいた事は著名だが、それは、リゼット・モデルの視点がダイアン・アーバスの写真で、より展開せれているようにも感じる。
まずは、リゼット・モデルの作品をご覧いただきたい。

(c)Lisette Model