見出し画像

(今日の一枚)Edward Steichenの史上初のファッション写真-1911年

それは、ファッション写真の黎明期に、そのファッション写真の草分けの一枚として著名だ。当時のモダーンな服飾であり、そして、ポーズだ。
「Art et Decoration誌」-1911年4月号(フランス)

画像1

(c)Edward Steichen,引用:V&A-London
エドワード・スタイケン(Edward Steichen, 1879 - 1973 US)アメリカの写真家・画家。
でもあり、美術館・ギャラリーのキュレイターでもあった。
1902年、アルフレッド・スティーグリッツと共に、*フォト・セセッション(Photo-Secession-NY)を結成し、*ピクトリアリスム(pictorialism)作品で著名だ。
1911年に「Art et Decoration」誌に掲載されたこの写真は、グローバルに初の「ファッション写真」の草分けとして知られる。

Edward Steichenは、「ヴォーグ(VOGUE)」誌、「ヴァニティ・フェア(Vanity Fair)」誌等々で活躍し、ファッション写真の黎明期(れいめいき)を代表する写真家だ。
ドキュメンタリー映画「The Fighting Lady」1944は、アカデミー賞を受賞。キュレーター、ガーデナーとしても著名だった。

画像2

(c)Edward Steichen

(註)
*ピクトリアリスム(pictorialism):写真技術の科学者と写真技師は、同様のテリトリーだったが、芸術としての写真を目指す方向性を目指した。この視点は、学際だが、ただ、本来、ダゲレオタイプの時代からも、写真家は画家であった。(肖像画家のカメラ・オブ・スクラの視点)また、その「リンクト・リング」(Linked Ring-London)グループも、共に著名だ。
*フォト・セセッション(Photo-Secession-NY)とは、ニューヨークでのピクトリアリスム(pictorialism)の方向性を持つ、写真家のグループだ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?