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#1)The BRIT School(UK)それは、今後の現代パフォーマンス・アート等を支える

ブリットスクール(The BRIT School):それは、現在の、そして、これからの英国(UK)のパフォーマンス・アートをはじめとする現代アートの周辺を支える教育機関だ。
かんたんに言うと、ロンドン(London Borough of Croydon)の芸術系の無償(多様な人材を集める)で学べる高校が、The BRIT Schoolだ。

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The BRIT School

英国政府が1991年に創立したパフォーマンス・アートとメディア教育のみに焦点を絞った英国の無償学校(政府とパートナー企業による助成金)だ。その設立に関しては、CTCプログラム(City Technology College)に基づいて設立されている。と言うことは、地元の教育機関から、独立した教育方針を持つと言うことだ。
そして、現在、14歳~19歳の概ね1200人の学生が在籍している。その年齢は、自分自身を考えるのに適切なフェーズ(局面/段階)だ。ある意味に、英国の教育システムの試みは多々あるのだが、このBRIT Schoolのアプローチは成功だろう、それは、排出したアーティスト(次回)を見れば理解できる。

そして、詳しくは、The BRIT Schoolは、グローバルに活躍するアーティストを育成し続ける英国の「アーティスト養成学校」であり、専攻は、全部で9つのコースがあり、音楽、演劇、ダンス、映像、アートワーク、プロデュース、マーケティング、ファッションやゲーム、アプリ等がある。
ブリットスクールの理念として、音楽やアート、演劇などの専攻の授業と同次元で、数学や社会、歴史、科学といった基礎科目を学ぶことを必須としている。

学校を設立するには、賛同者、、Pink Floydやエリック・クラプトン(Eric Patrick Clapton, CBE)のライブでの資金が設立を推進した事も確かだ。
(註)*パートナー企業:英国レコード産業協会、ギブソン、ショッピングモール、化粧品会社からは、現物支給が提供される。

Jessie J getting involved in our 3rd years Jazz class
ジェシー・J 氏が、BRIT Schoolを訪問した際の映像、学内の様子を垣間見ることができる・・・

 Keep BRIT Special

(追記)次回は、#2)The BRIT School(UK)、その理念とMusic部門を取り上げます。この時点で、日本の教育と相対する事もできないだろうが、しかし、視点が違う。
偏差値で決まる教育、もちろん、それは、英国にも存在する。ただ、The BRIT Schoolをベタほめする訳では無いが、ここで、自らのフェーズにおいて、ポテンシャル(可能性)を見出した学生が多い事は確かだろう。
教育というものは、なんだろう。次回へ続きます。


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