写真家モホリ=ナジ - バウハウスの学際(複合)視点
モホリ=ナジ・ラースロー(Moholy-Nagy,1895 - 1946)
ハンガリー出身の写真家、画家、タイポグラファー、学際的(複合視点)美術教育家。
ブダベスト大学で法律を学び、第一次世界大戦に従軍した。
その後は、ハンガリー・アバンギャルドとして、芸術の表象を行った。
そして、政局-ハンガリー革命から、ドイツに亡命する。
1919年、ヴァルター・グロピウスの招聘もあり、バウハウスに参加する。
写真からの視点で、建築、工芸、絵画、彫刻、舞台装置等々の教育範囲を取り入れた。今日のいわゆる学際的な視点である。
1928年、ベルリンにデザイン・スタジオを開設。写真家、デザインから、舞台装置に至るまで広範囲で活躍した。
1933年、ナチスが政権から逃れ、アムステルダム、ロンドンで活動する。
1937年、米国へ亡命し、ニュー・バウハウス(シカゴ)を設立し、バウハウスのデザイン教育理念をアメリカでの展開に尽力する。
1944年にはシカゴデザイン研究所に発展した、この教育方式はイリノイ工科大学に引き継がれる。
1946年11月26日、死去、51歳、志半ばだった。
ただ、その理念とも言える学際(がくさい)的視点は、イリノイ工科大学等で継承され、現在では世界中で、芸術・理系の閾なく、理論展開されている。
(c)Moholy-Nagy
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