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(今日の一枚)サイ・トゥオンブリー:Untitled (Blackboard series)
サイ・トゥオンブリー:Untitled (Blackboard series)
Untitled (Blackboard series)
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Untitled (New York City) Cy Twombly, 1968
Blackboard
サイ・トゥオンブリー作風は時代によって大きく変化している。
広く知られているのは、黒板のようなダークグレーの画面にクレヨンで落書きのように描いた「Untitled」(1966 - 1973)のシリーズなどがある。「黒板」(Blackboard series)作品は、1966年から1973年にかけて制作されたグレーの絵画の大規模なグループの一部である。そして、黒やグレーは、最も繊細で、使い方が、難しい色の1つでもある。
サイ・トゥオンブリー作風は時代によって大きく変化している。
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また、知られているものには、無彩色または彩度の低い背景に筆記体の"e"または"l"の字を続けて書いたようなカリグラフィー的(calligraphy)な作品である。1980年代以降は、植物をモチーフに、色彩を多用した作品を制作していた。
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アメリカの抽象表現主義をいじった巧妙な遺産と・・・
20th半ばに現れたサイ トゥオンブリーは、抽象表現主義の身振りによる活力と、古典芸術や文学への詩的な暗示を融合させた特徴的なロジックを展開させた。大規模なキャンバスは、走り書きやマークが原始的(ラクガキ)のように見える。
ただ、ていねいに観ると、トゥオンブリーの集中的に作られた絵画を構成するモチーフ、言葉、身振りが緻密に再加工されていることがわかる。
サイ・トゥオンブリーは、変幻自在で叙事詩を思い起こさせながら、かなりのスタンスで一連の作品を、古典的な物語の長い伝統と当時の視覚的に感情を揺さぶるエネルギーを組み合わせることを目指したのだろう。
20th半ばから、60年以上にわたる複雑な作品を残したサイ・トゥオンブリーの作品は、歴史、古典文学、神話における彼の広範なリサーチを反映して、アメリカの抽象表現主義をいじった巧妙な遺産と古典的なヨーロッパおよび地中海文化の知的厳格さを見事に融合させた。
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抽象表現主義を巧妙に覆し、ミニマリズムを少しいじり、ポップアートをかろうじて認め、コンセプチュアリズムの懸念の一部を予期していたように感じるのだが・・
そして、そこには、サイ・トゥオンブリーは、最初から、当時の話題のアーティストたちと、意見を対立させたようだ。
サイ・トゥオンブリー(Cy Twombly、1928 - 2011/US アーティスト-抽象)
![](https://assets.st-note.com/img/1712284935254-IQI9gQo5qc.jpg?width=1200)
20th半ばに現れたサイ トゥオンブリーは、抽象表現主義の身振りによる活力と、古典芸術や文学への詩的な暗示を融合させた特徴的なロジックを展開させた。大規模なキャンバスは、走り書きやマークが原始的(ラクガキ)のように見える。
ただ、ていねいに観ると、トゥオンブリーの集中的に作られた絵画を構成するモチーフ、言葉、身振りが緻密に再加工されていることがわかる。
ラクガキと古代との詩的な関わり
画家サイ・トゥオンブリーは、彼の生きた時代で重要な画家の一人だったが、その控えめで子供のようなラクガキと古代との詩的な関わりによるコンテンツの構成は、戦後アメリカ美術の動きから頑なに足並みをそぐことが出来なかった・・・
サイ・トゥオンブリーのコンテンツは、それらは過去と現在を無視し、歴史と時間の性質を問いかる。
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サイ・トゥオンブリーのアートワーク
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