アウトサイダーアートの周辺:サポート団体とミュージアム
アウトサイダーアートの周辺:サポート団体とミュージアム
1)abcd collection-Paris
このabcd協会は、非営利団体である。1999年に設立されている。
アール・ブリュットの「知識と普及」、それがabcdの活動だ。
具体的には、歴史・理論・研究・考察、そして、出版・Webサイトの運営・記録映像等の制作。
わずかなスタッフも仕事を持っており、週末にアウトサイダーアートの仕事をする、と言うことだそうだ。そのスタッフは、美術史家や、精神病分析医師であり、拠点は、パリとプラハだ。
2)アール・ブリュット・コレクション(Collection de l'art brut /ローザンヌ-スイス)
・現在の展示作品への疑問符が残るかもしれない。
それは、現在の展示が、デュビュッフェのコレクションから、乖離した感があると言われるが・・
・その倉庫には、名作品が埋もれていると言われるが・・・
3)グギング「芸術の家」(Gugging)-マリア・グギング国立神経科病院(The Maria Gugging Psychiatric Clinic)
潜在的な極を引き出す、精神科医レオ・ナヴィラティルのアプローチは素晴らしい。主な作家には、以下だ。(リンク貼ってございます)
・アウグスト・ヴァッラ
・ヨハン・ハウザー
・フィリップ・ショプケ
4)リール・メトロポール現代美術館(LaM)
世界最大規模の近代・現代アート&アウトサイダー・アート美術館-The LaM (Lille Metropole Museum of Modern, Contemporary and Outsider Art)
近代アート、現代アート、そして、アウト・サイダーアートのミュージアムだ。
ここの作品は、フランスのアラシン・コレクションの寄贈からはじまると言われる。
5)フォークアート・ミュージアム(American Folk Art Museum/New York)
アール・ブリュットのみの視点で考えると無理があるかも知れない。
フォークアートは、コミュニティ(共同体)での伝統の継承だ、そして、アウトサイダーは、あくまでも異端であるのだ。
フォークアートとアール・ブリュットは異なるものなのだが、ただ、「作品」がものを言う。と言うことで、仕分けは、どちらでも良いのかも知れない・・
EX:その周辺には・・・
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