ファッション写真家ピーター・リンドバーグ- 逝去

ピーター・リンドバーグ（Peter Lindbergh -1944.11.3-2019.9.3ドイツ）ファッション写真家。
「ヴォーグ（VOGUE）」「ハーパーズ・バザー（Harper's BAZAAR）」などのファッション雑誌や、「ディオール（DIOR）」「ルイ・ヴィトン（LOUIS VUITTON）」など、メゾンブランドのビジュアルを担当。

当初は、ディスプレイ・デザイナーとして働きながら美術学校で絵画を学んだ。
1971年にドイツ人の写真家ハンス・リュックス（Hans Lux）のアシスタントとなり、写真家としてスタートした。
1973年には、広告写真家として独立し、78年にフランス・パリに拠点を移すともにファッション写真を主軸に展開した。
その当時は、この世界もかなりの専門域で分業化された時代であった、それは、ある意味、21stの現在よりは良い時代であった気がする。ただ、その感性以外に、高度な専門知識と経験値が、奇抜なセンスを生んだ、それはフィルムの時代からの系譜だろう。
ピーター・リンドバーグはその世界ではだれで知りうる、そして、彼の大きな業績は普遍的なモノとなった。そのピーター・リンドバーグは、自らの道を開くために、まず、夜学で写真を学び、苦しいアシスタントの道をこなした、決して当初から、王道を行った訳ではないという事だ。
拝

                    (c)Peter Lindbergh