ジェシー・ダーリングを探る(2023年ターナー賞作家)
ジェシー・ダーリングを探る
ジェシー・ダーリング
ジェシー・ダーリング(Jesse Darling,1981- /インスタレーション・パフォーマンス・造形・映画/uk oxford)
彼は、人体の脆さを表現したインスタレーション等が多い。そこには、ジェンダー、アイデンティティ、身体性の交差する概念に取り組んでいる。
ジェンダー(gender:生物学的な性とは異なる多義的な概念)や障がい(disability)に関連する問題に焦点を当て、物事の相互関係を気づかせる・・・
最近のカムデン・アートセンター(Camden Art Center- Enclosures )とモダンアート・オックスフォード(Modern Art Oxford-No Medals, No Ribbons)での個展が、ターナー賞候補のノミネートの理由となったと言われる。
Camden Art Center- Enclosures
Modern Art Oxford-No Medals, No Ribbons
ジェシー・ダーリングのスタジオは
ジェシー・ダーリングのスタジオはかなり明るく見える。空間にはさまざまな画材が散りばめられており、家具もあまり多くはない。画像の右側の壁にはいくつかの絵が描かれているようで、左側の棚の下にテーブルソーのようなものが見える。全体的に、スペースの外観は折衷的であり、合理化された芸術的なワークフローではなく、実験と探求を示唆している事が見えるようだ。
Jesse Darling's の現場訪問 – ロードトリップムービー
Jesse Darling's Site Visit – A Road Trip Movie | Tate 11:20min
ジェシー・ダーリング
「私たちはどこにいるの? 答えは明らかではありません。」
「このビデオでは、アーティストのジェシー ダーリングと少人数の撮影クルーが英国横断ロードトリップに出かけます。 海辺の町、コンテナ港、ガソリンスタンド、小売部品、そして廃墟となった空港を通過するこの旅は、現代イギリスの障壁や国境(物理的に目に見えない)にいつも遭遇します。」
「それは最終目的地のない旅ですが、すべてがどれほど複雑でつながりがあり、すべてがどれほど素晴らしく恐ろしいかを示唆する旅です。」
次回からは
2023年ターナー賞の最終選考に残った候補者の残りの3名について、記述して参ります予定でおります。
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