バルテュスの過激な絵画
(概略として)バルテュスの過激な絵画
バルテュス(Balthus/Balthasar Michel Klossowski de Rola, 1908-2001/仏-画家)とは?
バルテュスと妻-節子氏(public domain)
バルテュスは、その独学での作品を、ピカソに高く評価されたいた。
日本人の妻(節子-画家)、そして、篠山紀信が写真集等で、国内でも著名だ。ただ、バルテュスの作品を鑑賞できる機会は(一般的には)少ないだろう。
少女をモデルにした、ある意味、過激な表現まである、その作品には、賛否両論がある。
そのテンペラ画による柔らかな光の表現は素晴らしいものなのだが。
by Balthus
(註)父親は、ポーランドの貴族、兄は、ピエール・クロソウスキー(Pierre Klossowski ,1905-2001/仏-小説家、画家、思想家/サド、ニーチェの研究)と恵まれた家庭だ。
そして、ルーブル美術館での模写で、絵画は、ほぼ独学だ。
しっかりした構成と、綿密な描法でモニュメンタル(monumental/普遍性)な女性や少女像を多く描いている。その当時は、やはり、表現主義やシュルレアリスムの全盛期であった。
その状況の中、バルテュスは衝撃的な題材を描き、話題性を集めてたと言われるのだが・・ただ、それだけだろうか。
1964年、文化大臣だったアンドレ・マルロー(作家)によって、ローマのヴィラ・メディチ(Villa Medici/芸術のためのフランス大使館的な役割-在ローマ・フランス・アカデミー)の館長に就任、文化交流にあたった。
また、日本の文化にも傾倒していた。(雨月物語、源氏物語、そして、岡倉天心の周辺・・・)
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(追記)バルテュスは、(#2)アウトサイダー・アート(アール・ブリュット)の定義の周辺に、出てきますので、概略を記載させていただきました。