#2)女性画家Georgia O'Keeffeと自然と晩年
ジョージア・オキーフ(Georgia O'Keeffe、1188 - 1986 US)
オキーフは、良く言われるような強い女性だっただろうか?
オキーフの人柄は、世間が抱いている、いわゆる「ニューメキシコの砂漠に住む、孤高のアーティスト」というイメージだが、オキーフの晩年と会った人達からは、家事を楽しみ、そして、経済的にも精神的にも自立したごく普通な自然体の女性だった、と言われる。
ジョージア・オキーフの生涯を省みて、
芸術のロジックを離れてもだ、人の目的とは何だろう、人生の目的や、その目的達成とはなんだろうか。
私的だが、、ただ、命を生きていれば、その生きている枠の中で、いずれにしても死は誰にでも訪れる。
大切なことは、どう生きた(重心をどこに置くか)か、という事ではないだろうか、と感じるのだが・・・
略歴:後半-Georgia O'Keeffe
1949年以降、夫の死後、オキーフはニューヨークから、ニューメキシコ州を永住地にしている。
1950年代、オキーフは国際旅行を始めた、ペルーの山頂や日本の富士山など、訪れた壮大な場所の感覚を絵画にした。
そして、なんと、73歳で、空の雲とその下の川に焦点を当てる、NEWシリーズを始めた。
ただ、晩年のオキーフは、徐々に失明していく視力に落胆した、しかし、1972年まで、オキーフは、自力で最後の油彩画を描いた。
1977年、「創造したいと思うものはまだそこにあります」と話した時は90才だ。
オキーフの人生の後半で、ほとんど盲目に近い状態で、アシスタントの助けを借りて、再びアート制作した。
これらの作品では、「記憶と鮮やかな想像力から、好みの視覚モチーフに戻りった」と語る。
草間弥生も訪れている、そして、オキーフから草間に支援を申し出たと言われるが・・・
1986年3月6日、98歳でニューメキシコ州サンタフェで死亡した。
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(c)Georgia O'Keeffe