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記憶は移ろい-女性写真家-Astrid Reischwitz
記憶は移ろい-女性写真家-Astrid Reischwitz
女性写真家-アストリッド・ライシュヴィッツ(Astrid Reischwitz/ドイツ出身のボストン在住の写真家)
記憶は移ろい、思い出そうとするたびにそれは変化する。
そのアストリッド・ライシュヴィッツの作品は、インスタレーションや、フォトコラージュだけではない・・
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記憶や失われゆく生活様式をつなぎとめる「鎖」
写真家アストリッド・ライシュヴィッツの故郷の記憶や失われゆく生活様式をつなぎとめる「鎖」としての写真を考える。
「記憶は移ろい、私が何かを思い出そうとするたびにそれは変化してしまいます」- Astrid Reischwitz
過去とは、すでに固定化されたものと、誰しもが考えがちだが、現在の学術データからも、すでに起きたことも流動的に変化しつづけていると言われる。
このライシュヴィッツの作品は、日々移ろい、ときには失われてしまう記憶に対して碇を下ろし、風化してしまわぬように現在と過去をつなぎ止める装置となり得るようだ。
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略歴- Astrid Reischwitz
ドイツのブラウンシュヴァイク工科大学を卒業し、化学(写真化学につながる)の博士号を取得後、
アメリカに移住して間もなく、ニューヨークの国際写真センターで写真の勉強を始めている。
ニューイングランド写真学校(NESE/Boston)、マサチューセッツ芸術大学、レスリー大学(Lesley University/マサチューセッツ州)、グリフィン写真博物館で学んでいる。
そして、アートワークは、国立美術館やギャラリー他、美術写真センター( The Center for Fine Arts Photography)、ダンフォース美術館(Danforth Art Museum)、グリフィン写真美術館(Griffin Museum of Photography/the 2020 Griffin Award )、プロビデンス写真芸術センター(Providence Center for Photographic Arts)、2020サンフランシスコベイ国際写真賞でのマルチメディア賞などで展示・賞を得ている。
類型を考える・・
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