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#1)女性画家Georgia O'Keeffeの苦難の道

ジョージア・オキーフ(Georgia O'Keeffe,1188-1986 US)
アメリカ女性画家であり、20世紀を代表するアメリカモダニズムを実践した。
風景、花や植物、動物の骨等が、主なテーマだった。
カンパス全体に、花の絵を描いた作品、動物の頭蓋骨を扱ったことで著名だ。
そして、特記事項はグローバルに抽象画も描いていたという事だろう。
今、申し上げたいことは・・・
そう、、誰にでも、スランプの時はあるものだし、それが、功を奏することもあるという事だ。

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著名な写真家(写真という方法論の確立)のアルフレッド・スティーグリッツは夫だ。ただ、スティーグリッツの女性関係で病になる程、悩んだのはオキーフだけではない。
その時は、かなりの長い年月(としつき)をうつ状態で、病んでいる、苦しさと焦燥の時間だっただろう・・・
ただ、そのオキーフを著名にしたのは、そのアルフレッド・スティーグリッツだ。
そして、アルフレッド・スティーグリッツの最後の最期を看取ったのも、当時の若い恋人ではなく、結局はオキーフだった。

オキーフとアルフレッド・スティーグリッツ

略歴:前半-Georgia O'Keeffe
1887年、サン・プレイリー(Sun Prairie)マディソン郡、ウィスコンシン州に生まれる。
そのマディソン郡(Madison)-ウィスコンシン州で高校時代まで、初めは、農場で家族(両親は移民)と、そして叔母の元で過ごした。
シカゴ美術館附属美術大学 (The School of the Art Institute of Chicago)絵画を学び、その後、、
1905年、アート・スチューデンツ・リーグ・オブ・ニューヨーク(The Art Students League of New York)で写実主義的絵画を学ぶ。
1908年、両親の破産や母親の病のため、学費の事もあり、シカゴでイラストレーターとして働く。
1910年、病(はしか)を起こし、家族の元へ(当時、家族はバージニア州で父は倒産、母は結核に病んでいた)に移る、それは、最初の逆境だったかも知れない。
1911-1918年、 バージニア州他で教師として働いていた。
1912年、オキーフは、しばらく、絵画から離れていたが、ある時、地元のバージニア大学の夏期講座に参加した。
そこで、アーサー・ウェズリー・ダウ(Arthur. Wesley Dow,1857-1922/アメリカの画家・作家・芸術教育・日本画のリサーチ研究)に出会い、そして、再び描き始めた。
ダウの構図や方法論は、オキーフのリアリズムの方向性を抽象的な方向性へも変革をもたらしたのだ。
1912-1914年、サウスカロライナ州とテキサス州パンハンドル等で芸術を教えながら、その新たな視点の絵画制作を実践した。また、その中には、抽象的な木炭画を描いた。この絵画をニューヨークの友人は、アルフレッド・スティーグリッツだ。(写真家・ギャラリー経営「291ギャラリー」、新人の発掘)に紹介した。
1914-1915年、コロンビア大学のティーチャーズカレッジ(教育大学院)にて、学術研究。
1916年、「291ギャラー」(NY)で展示会を行う。(アルフレッド・スティーグリッツの後援)
1918年、ニューヨークに移る。(第一次世界大戦停戦)アルフレッド・スティーグリッツのアトリエ(NY)や経済的支援があった。
写真家のアルフレッド・スティーグリッツは、この間(1918-1925)オキーフのポートレイトを多数撮っている。そして、1924年には、アルフレッド・スティーグリッツは、前妻と離婚して、オキーフと結婚に至る。ただ、年齢差は20才もあるのだが。
1927年、ニューメキシコの夏を描く旅に出る。このあたりから、オキーフは精神的に病んでいった、それは、夫スティーグリッツの浮気も要因の1つだろう。
1929年、ニューメキシコ州北部への旅で、その風景・民族学的な芸術、新しいアートワークが定着していった。
1930-1932年、この間は、オキーフは病で、ついに絵が描けなかった時期だ、そして、1933年には精神的な限界を超えて入院をしている。このあたりから、ながい時間が流れていく・・・
そして、
1946年、病床(脳卒中)のアルフレッド・スティーグリッツを、本妻であったオキーフが最期は看取った。と書くと一方的になる。ただ、当時の若い恋人が不手際があったという訳でもなさそうなのだが・・・

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           (c)Georgia O'Keeffe

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 Fig.Georgia O'Keeffe / Photo-Alfred Stieglitz

次回は、「Georgia O'Keeffeと自然と晩年」につづきます。


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