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今日の経済 11/20 海外富裕層向け徳島ツアー120万円!!

11/20日付 日経新聞から

海外富裕層を取り込もうと、徳島県東部地域の観光活性化を目指すイーストとくしま観光推進機構が、海外富裕層向けに2泊3日で120万円のツアーを来春からスタートする見通しです。この地域ならではの阿波藍を軸にした文化体験を企画したツアーとのことで、藍染工場の見学や阿波人形浄瑠璃の観賞、徳島クルーズ、大塚国際美術館を貸し切り、ディナーショーなども開催されます。2018年の外国人訪日客数は約3119万人、今年はさらに増加する見込みで、この流れはさらに拡大していくはずです。

資産100万ドル以上を持つ富裕層をどのように取り込むのかは、日本経済の生存戦略のカギとなります。なぜなら歴史上、人口減少していく国で経済成長を続けた国は存在しないからです。移民政策に積極的でない日本は、今後いかにインバウンドの観光客とハイエンドユーザーを取り込めるかが国益としても重要です。

日本は富裕層向けのサービスが少ないと言われています。徳島の文化戦略の先には海を挟んだお隣の大阪が誘致を目指すカジノを含んだ統合型リゾート(IR)客の取り込みもあるかもしれません。同じ四国の香川県には瀬戸内国際芸術祭があり世界中からアートファンが訪れていますが、超富裕層向けのサービスに課題を残しています。

なんでも「平等」という意識の強い日本社会ですが、今後の文化戦略はいかに「差別化」出来るかではないでしょうか。日本の伝統産業のなかにもまだまだ光が当たっていないお宝が存在するはずです。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO52367310Z11C19A1LA0000/

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