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世界のアートと自分の未来の制作の行方
◆ 昨日のインタビュー 9/ June 2020
昨日、かねてより、私の作品をコレクションしてくださる、ジャーナリスト K氏に、ご相談方々、インタビューさせて頂きました。( 個人名は伏せています)
Cecilia: 私の今後の作品で、どのようなものを見たいですか?
K: Abstract による聖画がみたい。
何故なら、僕はかおるさんの絵から受けるエネルギーが好きなんだ。ぱあ〜っと伝わってくる暖かいエネルギーとか。
世界中の、いわゆる具象的の絵は、どこか、みんな似たり寄ったりの絵を描いてると思うんですね。
それは言ってみれば説明的なと言う事ですが、僕は、かおるさんには説明的な作品を作ってもらいたくないわけです。
でもかおるさんの持っている抽象作品の持ち味にはオリジナリティーがある。その抽象的な表現から表出するエネルギーに個性があり、そしてインターナショナルに渡り合える、と僕は思うんです。
モダニズム、人間の感情を無視したら今の美術の流れ、それもほんとにつまらないと感じています。
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Cecilia: それは確かに。そのような人感情を無視した美術の流れ、というのは特に日本の美術界において、そのような問題があるのではないかと私は感じています。でも今ちょっと変わりつつあるようにも思うんです。
私はインターナショナルな作家等の交流もあり、海外の作家たちがどのような作品を描いているか目にする機会が結構多いのですが、
彼らはもっと、自由に制作しているし、またコレクターたちも自由です。
日本も、もっと自由であっていいと思いますね。日本社会の閉塞感と、美術はどうしてもつながっています。
私の作品について、そんな風に見ていただいて、ありがたく思います。うれしいです。確かにそうですね。そして、なるほど、その分野、抽象的な聖画、私も手がけたい。今日はちょうどそのようなことを考えていたところです。
私の特徴は、ストロークと色彩感覚に特に顕著に現れていると思うんですね。それと、そういった世界観を結びつけていくと言う事は、私にとっても課題であります。
それと、説明的になってしまうと言う事は本当につまらないことだし、最も避けたいこと。そんなことをしたら、制作することが単なる作業になってしまうからですよね。
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私は感性教育研究Artlosophy のワークショップで、林檎のデッサンを時々指導しますが、そこでは、説明的に描くことは本当に排除されます。本当にりんごの命を感じていないと描けないし、自分の命と林檎の命をどれだけ対峙できたか、によって全く表現が変わってしまうのです。
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ところでこんなことがあります。
2016年1月、私の敬愛するDavid Bowieが亡くなりました。彼は、生前、次のアルバムの企画に取り掛かるときに、結構実験的なことをしていました。自分のやりたいこと、と言うことに、彼は固執していなかったんですね。
言葉遊びとゆうか、ランダムに選び出した言葉を使って、...... そこからもちろん彼のオリジナリティーが発揮されるわけですが。
そこから彼は大衆に対し、
大衆の願いを見つけだし、
制作して行ったんですね。
私はそんな彼の政策の姿勢が好きです。
私は、自己の考え、と言うものの狭い枠に入るときに見えなくなってしまうものがある、ということを知っていて、だからこうやって時々自分の近くにいる人で、私以上に私のことを見てくださっている方に、話をお伺いするのはとてもためになります。非常に参考になりました。
K: そのような姿勢で取り組まれるのは楽しみですね。シャガールや、Raoul Dufy がモチーフを超えて、世界観やエネルギーを伝えられたように。
Cecilia: 精進します!
本日も、いつもありがとうございます。^^
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意識が変わると描くものがガラッと変わります。また、媒体を変えると、変わります。
それは材料が異なる料理を、
同じ人が作っているようなものです。
それから、昨日LinkedInで、私が毎日、
絵を描いてないことを心配する方がいましたが、
描いていなくても、例えばデッサンとか、
突然、急に以前より描けるようになってしまったりすることがよくあるんです。
だから日々切磋琢磨して、意識の面の精進と言うのは、身体的に絵を描くという事と同様に、とても重要。大切にしています。
もちろん、毎日描いていると言う事は、
私にとって、非常に大事なこと。
何よりも身体的、精神的バランスが取れるからです。左脳右脳のバランスなど、というより全脳的に、本質的に。
^^
絵を描く、哲学的セオリーを文章にすることは。私には、同じことです。歌う事、小さなショートムービー、彫刻を制作するときも。
季節が変わると、厳密には
意識が変わり、表現の媒体が変わる。
螺旋のように、と言う感じです。
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Cecilia K Art & Design Studio
jumacecilia.com
info@jumacecilia.com
感性教育研究Artlosophy
JUMA. 研究会 sdeart.com
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写真 : ここで紹介している作品たちに使われている媒体は全て違う紙です。
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![Artist セシリアカオル](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/27634053/profile_0e4d0f5e71223ab179490228778ec8f4.jpeg?width=600&crop=1:1,smart)