
一級河川の水源と河口
文一総合出版の「日本の川」(西日本編、東日本編)では109の一級河川の源流から河口までをフルカラー写真で紹介しています。
自分が源流の先端である源頭(水源)と河口の両方に行ったのは、相模川、鶴見川、多摩川など十もありません。神奈川県民か。
相模川
相模川の支流は104あるそうですが、最も長いのが山中湖の近くの石割山を水源とする支流です。石割山には小学生の時に家族で登山したことがあります。水源から出た水は山中湖を経由して、忍野八海の湧き水とも合流して桂川となり中央線まで北上、大月駅などを経由して途中で相模川となって相模湖へと注ぎ込みます。
石割山の少し北からは別の支流が道志川となり相模湖の先で相模川と合流します。道志川は横浜市民には水源林としてなじみがあります。道志川沿いの水源林(横浜スタジアム1096個分)は横浜市が管理していて、防災拠点にも道志川の水を備蓄しているくらいです。2003年の市町村合併の際には山梨県道志村が横浜市への編入を申し入れたそうですが残念ながら横浜市道志区は実現しませんでした。
自分は、神奈川とは逆方向へ流れる忍野八海や桂川と相模川が結びつかず意外に感じました。
鶴見川
相模川は横浜市を流れていないので、横浜市民にはこちらの川の方がなじみ深いですね。町田市にあるコストコの近くの田中谷戸が水源のひとつです。支流である矢上川の水源(川崎市宮前区)や早淵川の水源(横浜市青葉区)にも行ったことがあります。一級河川とは言え流域が全て都市近郊なので、水源から河口までたどるのも簡単です。
多摩川
奥多摩の日原鍾乳洞や周辺の山には遠足・ハイキングに行ったことがありますが水源までは行ったことがありません。水源を見たのは野川の源頭である日立製作所中央研究所の「大池」です。中央線の国分寺駅近くにあります。武蔵野台地の崖線からは湧水がたくさん出ていて、ちょろちょろとたくさんの小さい流れを作って多摩川に注ぎ込んでいます。野川は世田谷区の二子玉川駅から見える合流点で多摩川に注いでいます。2019年に台風19号が原因で氾濫してニュースになりました。
利根川
谷川岳の一ノ倉沢が水源の一つです。交通アクセスが良いので関東民なら水源と河口の両方に行ったことがある人は多いでしょう。
一度は行きたい
釧路川も水源が屈斜路湖なので行き易いです。水源が険しい山の沢にあるところは無理ですが、車で行けそうなところには行きたいです。候補は姫川(長野県の青木湖から新潟へ流れる一級河川)や北上川です。