防災とXR/VR/AR
今日は防災の話!
昨日は午後からは今UIKでご一緒いただいてるPsychicVRLabさん、EpiNurseさん、神戸芸工大さんと一緒に北区の市民防災総合センターに行き
・冠水歩行体験
・煙体験
・地震体験
をして、人生で初めて体感的に災害を感じ、
そこからARとの組み合わせの打ち合わせをしました!
神戸市市民防災総合センター
https://www.city.kobe.lg.jp/a86585/bosai/shobo/outline/center/index.html
PsychicVRLabさん
https://psychic-vr-lab.com/
EpiNurseさん
https://ja.epinurse.org/
今企画してる防災イベントは
・体験施設だけでは成しえない没入感
・VRやARの課題としてあった視覚聴覚以外の体感
を掛け合わせた、究極の防災体験できるイベントをします。
■ARとVRの性質の違いと防災での使い分け
VRは実空間とはかけ離れた、完全に仮想の空間へ。
ARは今ある空間の場所や視界に、映像や音を加えます。
近いようで遠いこの2つは、
VRは完全に別世界。
ARは現実の拡張であることから、
VRは非日常を体験
ARは日常からの延長
という意識を持たせることができるため、防災の際もそれぞれの使い分けが、
意識付けさせるポイントと日常か非日常化という点で大きく違うと感じています。
■防災の体験のその後
実際に織田も体験をしてみて
「本当に前が見えない、、、!これ、実際だと結構やばいかも」
と思う場面がいくつか。
100%生き延びれるか?と聞かれると、「備えと運による」と思いました。
ただ、これを体験で終わらせずに、その後の知識付けや備えなどの行動に綱けることが大事だと思いました。
ここもさらに付加できる価値だなと思い、消防士さんはそのプロなので、
そういったプロをコンテンツとして、その後の対応や備えについても当事者意識をもって伝えられるといいなと思いました。
(脱出ゲームはそういう意味で相性よさそうですね、、、!)
あとあと、実際今はありがたいことに火災の現場は減っているらしく、でもその反面、
その分消防訓練ももっと日々意識しないといけない。
救急は逆に出動が多く、その分なかなか研修の時間を取りづらい。
そこにもARを活用して訓練のレベルアップをしたり、
(ランダムで火が出る場所を変えて応用力をつけるなど)
あとあとあと、
いざとなったら、そのプロたちが重要なのももちろんですが、
あとは市民のその時の意識と知識と備えと応用力
これらによって生き延びられるかが変わると思います。
市民防災訓練もマンネリ化しやすいという課題があるからこそ、
エンタメ的工夫や、「おしゃれ防災」などのリブランディング。
防災面では他都市より阪神淡路の経験がある神戸だからこそ、
先を言った取り組みができるといいなと思いました。
■防災における祭りの機能
そしてそして、元来「お祭り」というのはすごくて、
・地域の方々の団結力や顔と顔が見える
・パトロンを明確にしないことで、その土地の富裕層も遠い存在に感じない
・その祭りの出資元は、お金<地域の質を重視して、祭りに出資する
・さらには、そのまつりが開催される場所が避難経路になるため、その場所に行く防災訓練の意味合いがある
このUIKでも、「防災に興味がある人以外がなかなか防災イベントに来ない」という課題もあるかも
ということで、違う切り口で、
そしてさらには元来我々がしていた祭り的な要素で、防災をアップデートしても面白いかも、
と思った一日でした。
それでは今日も、祭り感あふれる金曜日を!