「スピリチュアル」と「ビジネス」について
ミュージシャンやったり、フリーターで職を転々としたり、小説書いたり、主夫やったり、田舎暮らしして農業やったり…、そんな紆余曲折な人生を行き来した挙句、「スピリチュアル」と呼ばれる業界がこの世界にはあることを知り、俺はそんな業界でここ数年活動しているようだ。
そんな業界の、そういうジャンルの本も出版した。小説家を目指していた自分が、まさかスピリチュアルコーナーに並ぶ本を書くなんて、数年前には夢にも思わなかった。
しかし、当たり前に使っている“スピリチュアル”とはなんだろうか?
スピリチュアルは、英語のスピリット(Spirit)が語源の言葉です。 スピリットは元々ラテン語のSpiritus(息、呼吸、魂、勇気、活気など)に由来しています。
現代の日本では「スピリチュアリティ」(霊性)と「スピリチュアリズム」(心霊主義)を柱とする物事を広く指す。この意味でのスピリチュアルは「精神世界」を概ね受けついだ言葉である
とのこと。霊性。魂。精神世界など、一口にスピリチュアルと言っても、かなり「広義的」なものとして扱われているのが現状だろう。オカルトや宇宙人、ニューエイジ思想、都市伝説も、今やすべてスピリチュアルだしね。
しかし、「スピリチュアル業界」のメインストリームで語られているスピリチュアル は、スピリチュアリティ(霊性)というより、ほとんどが『方法論』だ。メソッド(法則)を学んで、現状を変えていこうとする、自己啓発が、概ね一般的に流行しているスピリチュアルだろう。
俺の伝えたいことの本質は、そのような算数的な意識とは少し違うところであり、もっと言ってしまうと、意識の「覚醒」を意図している。豊かになるとか、お金が入ると、そういう物的なものをゴールとしていなくて、もっと総合的なものであり、そしてそれは師弟関係や商材ではなく、“個々”に起こるものであるので、「〇〇すれば△△になる」とは一概には言えない。
ジレンマなのだけど、自分が世界の『0ポイント』。空(くう)と呼ばれる領域や、「神」であり「真我」に出会うに至った道筋の、限りなく近い部分を、言葉なり、ワーク方法なり、音楽なり、ストーリーなどで説明しているのだが、多くの人が求める「〇〇すれば△△になる」という直接的な方程式は伝えていない。いや、伝えれないのだ。
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