オオシマ ケンスケ
山で感じたこと、山で起きたこと、山で出会ったもの。 著者が山登りを通して学んだ人生訓を、面白おかしくシェアします。
ちょっと空いた時間に、心のサプリ。心のおやつ。物語の世界へ旅をする。そんな短編小説を集めました。
作家、アーティスト、大島ケンスケによる実体験に基づいたエッセイやノンフィクションをまとめたマガジンです。
2021年の8月から始めたnoteサークル「探求クラブ」内での「探求文庫」。 探求クラブ内でも、「過去記事が全部掲示板をスクロールしてさかのぼるので読みづらいとご指摘をいただき、マガジンにまとめることにしました。 途中まではメンバーでない方も有料で購入閲覧できるようになっています。
noteで連載していた、目醒めよ日本人シリーズ、まとめて購入できます。
全国津々浦々旅をする。 全ての都道府県で寝泊まりしたことがある。 その土地のものを食べ、その土地で眠り、その土地で目覚める。 見知らぬ土地で目が覚めると、たまに不思議な気持ちになる。 「おや?」 と、なる。 何に対しての「おや?」なのか、自分でもうまく言えないのだけれど、深い眠りの中から意識が覚醒した時。それは深夜にふとだったりもするけど、一瞬、ここがどこなのか?自分が誰で、何をしているのか?わからなくなる。 それは自宅でもたまにある。しかし、旅先のそれと、自宅
兼ねてからの、一部界隈では問題作とされてきた映画「サウンド・オブ・フリーダム」を、映画館で観てきました。 テーマは「人身売買」です。 と言っても、実際には多くの人にとって、ドラマや映画の話としか思えないでしょう。 だからこそ、この映画で、事実を知ってほしいと制作されたのですが、これまでも多くの人がこの問題に着手しようとしてきました。 しかし、ある段階で立ち消える。それほど闇深いものがあり、政治や経済を動かす中枢の人間が大きく関わっています。 この映画も5年前に制作さ
11月5日(月)、6時半に車で自宅を出発。関越道を北上。 今年3回目の群馬県へ。 日本百名山「赤城山」へ登るためです。 高速で一度だけトイレ休憩をしつつ、3時間で登山道の駐車場へ到着。 赤城山と言っても、得意の八ヶ岳同様、山全体の総称です。今回登ったのは黒檜山という、赤城山の最高峰の山です。 赤城神社(周辺にいくつかありますが、ここは大沼の湖畔の神社)近くの駐車場からスタートです。 今回もほぼ写真の、旅紀行のnoteです。 さて、こちらの山、登り始めて驚ろかされ
僕のYoutubeチャンネルをずっと見てくださった皆様からしたら、最近はショート動画ばかりでどう思っているのかな? 元々、僕のYoutubeチャンネルでは、「スピリチュアル」とか「精神世界」、「メンタルヘルス系」の内容中心にずっとやってきたし、今年はインタビュー企画で、さまざまなインフルエンサーや作家さんたちへインタビューをしてきました。 まあ、あまり気にしてない人も多いとは思いますが、どうして最近「体」の話ばかりなのか?、ということをお話ししたいと思います。 まあ、体
離島、って好きですね。独特の“ゆるさ”があります。 先週、佐渡ヶ島(佐渡島、どっちが正解なのだろう…?)へひとり旅してきました。 今年、佐渡金山が世界遺産に認定され、一躍有名に(のかな?)なりましたが、僕は金山に行きたかったわけではなく、もともと気になっていました。 隠岐島や対馬にも言ってますが、佐渡島は古事記や日本書紀にも登場していて、国生み神話でもかなり初期にできたとされる島です。 今は新潟県の一部ですが、平安時代から「佐渡國」として律令制度が置かれてました。
“お気に入りのお店”ってものを、自分の中に持つ人は多いと思う。 僕もたくさんのお気に入りのカフェとか、ご飯屋さん、ホテル、旅館、色々とある。 お気に入り、とまで言うのだから当然リピートしてる。 しかし最近立て続けに2回、自分の中の“お気に入りのお店”が、“お気に入りでなくなってしまった”出来事が続いた。 …という出来事から、Radioでお話ししました。 実は、noteで書いたんですが、長文になり、今は長文での文章表現は極力やめているので、話してみた、って感じです。
人は社会的な生き物だし、集団生活により発展してきたとはいえ、1人でできることがたくさんある。 そして僕は可能な限り「自立」という精神を大切にしていて、「1人でできることは1人でやる、1人でできないことは誰かとやる」、というスタンスを大切にして生きてきたと思う。 とはいえ、もちろん一人でできることには限度がある。 今でこそ、人に甘えたり、頼ったり、任せたりできるようになったけど、生来僕はそういうことが苦手だった。 生まれつきの性質もあるし、中学生の頃から母親が難病になり
今日も日記的、写真多めです。 今月初旬に八ヶ岳登山をしたばかりですが、 また行ってきました。 南北に連なる八ヶ岳連峰。前回は南麓の編笠岳と権現岳。今回は硫黄岳という、もう少し北にある山。 の前に、前日は縄文三昧でした。 八ヶ岳山麓で、大好きなお蕎麦屋さんへ。 その後、井戸尻考古館へ(以前はこの近所に住んでいて、ここには何度も来ている) 縄文土器や土偶は、デザインとか形を超えて、「空間」を“観る”という視点が養われてくると、さらに楽しいです。 その日は麓に一泊し
日本人には、日本人の所作があります。 そして、 日本人の所作は。 「美しい」 「体」について探究をしていくと、一人一人の個性や癖に出会います。十人十色です。 しかし、その前に民族性という共通する部分に触れます。 身体性に関するワークショップを長年やっています。 その中で「歩く」「座る」など、日本人の所作を伝えて、それから椅子に座ってもらうだけで、「美しいなぁ」と思ったことは何度もあります。 こちらのnoteに書いたけど(→将軍(SHOGUN)を観たんです)、エ
数年ぶりに、八ヶ岳へ登ってきた。 山はしょっちゅう登っているが、2500m越えの標高まで行ったのは、実に4年ぶり以上。 2013年〜2020年4月まで、八ヶ岳の麓、諏訪郡富士見町で暮らしていて、その頃は定期的に登っていたし、初登頂は2013年の10月、そして2014年、2015年は、八ヶ岳を中心に、近隣の山を登りまくった。 その後もペースは落ちたとはいえ、年に数回は八ヶ岳には登っていた。 八ヶ岳と諏訪郡周辺は、僕の第二の故郷。行ってよかった。 今回は旅日記を兼ねての
8月中旬から、文章表現はかなり控えている。 だからnoteを書くつもりはなかったが、 これは書かずにいられなんだ……。 アメリカで「エミー賞」で、作品賞、そして真田広之さんが主演男優賞を受賞した「SHOGUN」 鑑賞しました。 この作品が、世界で評価されたということは、とても意義深いものだと思います。 なぜなら、ほとんど日本語で進むし、戦国時代の話なのに、戦争シーンとかで盛り上げるのではなく、人間の心理や駆け引き、関係性のドラマ。 そしてなにより、 日本の侘び
「お魚、食べるの上手ですね」 若い女性に言われた。感心してるようだった。 その日は午前中に仕事の打ち合わせがあった。昼過ぎにはせっかくなのでお昼でも、という話になり、近くの定食屋にランチをしに行ったのだ。 僕は旬の秋刀魚の定食を食べ終えた時に、若い女性スタッフからそう言われたのであった。 僕は彼女に「ありがとう」と答えてから、ずいぶん昔のことを思い出した。 ☆ まだ20代前半の若造の頃だ。 「君、お魚、キレイに、食べるんだね」 と、やはり秋刀魚定食を食べ終えた
父のことをたくさん思い出した旅だった。 なぜだろう? 僕の生まれ育った大地である『北海道』だからだろか? とはいえ僕の生まれ故郷の小樽とはかなり離れてるし、父は稚内には来たことはない。 今回の旅は、今年5月に鹿児島県「本土最南端」の佐多岬に行った際、受け取ったインスピレーションが面白かったので(南へ!鹿児島県をめぐる旅)、 「だったら最北端も行こうではないか」 という単純なものだった。 そして、どうせ稚内へ行くのなら、昔から行ってみたかった「利尻島」と、最北の
前回の「それはデータに残るけど、心には残っているのか?」の続きもつもりのnoteではないのだけど、ある意味続いているのかもしれない。 本来ならデータには“残す”と能動的な行為であり、心には“残ってしまう”のが望ましいのだろう。 でも現代人は自身の思考・記憶・判断基準さえても、スマートフォンと外部のツール、コンテンツに預けて、いや、もはや「明け渡して」いるので、自身の意思を持って「心に残す」という意図が必要になるという、なんともチグハグな状態の人が多いと思うのは僕だけか?
先週、山口県へ行っていた。8月前半は珍しくずっと地元にいたので、あちこち行きまくる僕には久々の旅だった。 「写真を撮ると、スマートフォンにデータは残るけど、果たして自分の心にもその映像は残っているのだろうか?」 そんな疑問を感じつつ、旅の間iPhoneのシャッターを切った。と言っても、枚数的にはいつもよりはかなり少ない。 そしてSNSへの投稿もほとんどしてない。 「言葉や文章で伝えたつもりでも、本当に伝えたいことは伝わらない」 という想いがますます強まり、また同時に
引用 山口県へ