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長崎べっ甲

最近国指定の伝統工芸になった長崎鼈甲。
こんなに素敵な技術と材料。

建物も文化財の一つ。
昔建具の修繕等もした記憶があったような、、、仕事量が多すぎてたので忘れてしまってます。
工芸が好きな人にはたまらない作品がいっぱいあります。
隠れたスポット。市民は無料です。
そして、館内写真okという、意外と知られてないんです。



鼈甲の工程や、作品。
使いたい材料ではあるんですが、ワシントン条約で玳瑁が禁止されてるので、海外輸出はできず、使用する場合はどこで材料が取れたか、いろんな書類などで、管理されているので、材料支給で物は作れなさそうです。

奈良の正倉院展を観にいくようになって、いろんな材料に興味を持つようになりました。
玳瑁、珊瑚、螺鈿、真珠等の材料と技術がある長崎。
昔の長崎の工芸は、鼈甲だけでなく、いろんな材料を駆使して作品を作り上げてます。

失った技術もあるけど、もう一度長崎の職人たちを集めて、
こだわった作品を県で作り、展示して、それを見た若い人たちが残して行きたいと思うように長崎ですれば今後のうまくいくのかなぁとか、
いろんな考えを模索しながら、材料の勉強をしています。

鼈甲は管理が難しいそうです。自然の物なので、虫食いが特に気を使うとのこと。
たしかに、、ラーメンのダシを取れそうとかいろいろ考えてしまいました。

鼈甲の天然の柄。
プラスチック製の偽物もたくさんあるので
目利きが必要だとか。
プラスチックの脅威が伝統と自然を壊してますね。
必要かどうか
安価だからと言ってこれから買う物も考えて選択していこうと思います。
日々思考回路との戦い。
では。

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