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悪性リンパ腫ステージ4から完解後9年になりました

今月で、悪性リンパ腫ステージ4からの
完解後9年になりました。

腰から下の部分麻痺があり
画鋲を踏んでも気づかないというくらい
感覚がなくて「普通に歩く」というのは
どういう感覚だったか忘れています。

10分以上は歩けないし
走れないという後遺症が残りましたが、

普通に家事をするには支障はなく
絵も描けるので、これくらいで済んで
幸いだったと思っています。

腸管麻痺もあるので
排泄が自力ではできないのですが
導尿だけは、なんとか自力で
出せるのでこれも有難いですね。

もっと、早く病院に行っていたら
麻痺が残らずに済んだのになと
思いますが、ほとんど余命がなかった
ことを考えれば

9年を迎えられたことは奇跡だと
思います。

わたしは、60歳になったら
全ての仕事をリタイアして
絵を描いて薬草を育てる生活をしようと
決めていたのですが

それが、病気のために
3年ほど前倒しになりました。

人生と言うのは、つくづく
予定通りにはいかないものだと思います。

ただ、病気になったことで
この9年は、神様からもらった休暇
だと思って好きな事ばかりしていました。

絵を描いて薬草を育てて韓ドラを観て
後はひたすら、だーらだらしていましたね。

そんな毎日で、唯一の快挙と言えるのは
天使画に出会ったことと
絵の受注販売をして自信がついたことで
ショップをオープンしたことですかね。

引き続き楽隠居しようと思っていたのに
運気が良くなったせいで
うっかり行動してしまいました。

良かったんですけどね。
勢いでしないとできなかったので。

もし、病気していなかったら・・・
と考えることがあるのですが

講師の仕事は好きでしたし
頼まれたら断れないので
60歳になっても恐らく仕事していた
気がします。

絵を描きたいとずっと思っていたので
その願いは叶えられただろうか?
と思います。

天使画に出会うこともなかったかも
しれませんし
仕事に忙殺されて、家族は不健康な
生活していたと思いますしね。

病気してよかったとは
決して思わないのですが、
治療はとても苦しかったし
後遺症のための治療に経済的な負担が
とても大きかったですしね。

何より、そこにかける時間とエネルギーが
無駄だったように思えて
何だかなあと虚しくなることも
あったのです。

ただ、9年を迎えて思うことは
今まで「無駄」だと思っていたことは
「経験」という引き出しになり
「遠回り」と思っていたことは
結局、それが一番の近道だった
ということを知ることになるんですよね。

沢山無駄なことをして遠回りをしたことが
一番遠くまで行けたことを
ある日、突然知ることになるというような・・・

人生って、帳尻が合うようにできてる
と思います。

だから、焦らなくていいし
最短でとか完璧にとか
無理しなくてもいいのかもしれません。

今は、家計を圧迫していた
サプリメントをほとんど止めて
病院に行かなくても自宅にある薬草で
治しているので、この9年間
奔走してきたことを活かして
家族の健康も守りつつ

食事にしても生活習慣にしても
基本は抑えながら緩く愉しんで
生活して行こうと思っています。


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