子どもを守るための法律が日本には少ない 〜note感想文〜

みなさんは「鍵っこ」という言葉をご存知だろうか。仕事など諸事情で家に両親がいないから、自宅の鍵を持参している子供のこと。

日本は両親が共働きでも珍しくないし(自分の両親もそうだったので)、片親家庭も最近普通に聞くようになったからか、普通のことみたいに思えてしまう。

でも、海外だと家に子供だけいる状態にすると、処罰対象になるかもしれないと言われると驚くだろうか。

今日たまたま見かけた記事ですが、ぜひともシェアさせて頂きたい。

地域社会の保全を日本も真剣に考えていくべきかもしれない。そう思えた記事である。

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子ども置き去り禁止法を作るべき

欧米にはこのような法律がある。子どもだけを家や車中に残してはいけないし、必ず大人が付き添わなければいけない。体力も知恵もまだ不十分な子どもを守るための法律である。

このような法律をつくることが確実に虐待死を無くすことにつながります。虐待死だけではなく、親がいない間に起きる火事やお風呂での水難事故、パチンコ店やショッピングモールの駐車場で起きる熱中症など、「子どもだけが放置されたこと」で失われた多くの命を救うことができます。

紹介した記事の引用だが、実家にいた頃にテレビでよく聞いたニュースだ。単に親の自覚が欠如していた場合もあれば、周りの支援が無いばかりに仕方なかった場合もある。

そして、何も事情を知らない外巻きの人たちは「自己責任」の一言でこの問題を片付けてしまう。もちろん、その外巻きの人たちに私も含まれる。だからこそ、こうして声を上げている人の話をシェアすることで、ささやかな支援になればと考えが至り、行動に移したそうだ。

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風俗に福祉が負ける

こと日本では、このように言われているそう。シングルマザーの場合に手っ取り早く稼げる方法として、水商売に手を出してしまう。先ほどの子ども置き去り禁止法を作れば、自ずとこのような問題も解消する方向に動いていくはず。

先進国では当たり前のようにあるはずのことが、なぜ日本には無いのか。生活保護に関しても、シングルマザーは健康で若いから受けられないというのは、あまりに短絡的な考え方だと自分も記事を見ていて思った。少しでも国会で政策として議論が進めば良いのに。

好きで産んだんだから、勝手に別れたんだからとひとり親を責めて、自己責任で社会が支えずに孤立させて、その先に虐待死が起こると、社会全体が胸を痛める。そのような、生産性のない議論は、そろそろ終わりにしませんか?

本当にその通りだと思う。シングルマザーと聞いただけで、水商売をしていると聞いただけで、勝手にラベリングをして関わらないようにしていた部分が自分の中で僅かでも思い出されたので、その反省の意を含めて自分にできることをすることにした。

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海外事例 〜ニュージーランド〜

ニュージーランドは経済成長が著しく、日本は経済が停滞している状態。記事にも書いてありますが、子どもを一人でも多く救うことは、将来的なリターンにつながります。そのことに早く気づけるかどうか。

ニュージーランドの法律では、14歳未満のお子様だけで留守番させてはいけないことになっている。法律は絶対なので大変な時もありますが、例えば両親が共働きであれば、アフタースクールを利用するといった環境も用意されているのだ。

冒頭で紹介した「鍵っこ」という言葉はニュージーランドには存在しない。鍵を持って学校に行き、帰ってくるときには両親がいないということがないからだ。国全体で支援の幅を広げているのである。

その他にもハワイやイギリスの事例も記事に載せているので、興味のある方は是非見てみてほしい。

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おわりに

今回は自分にとっても初めて知ることが多く(そういう繋がりの友人がいないため)、日本の悪い意味での現状を知ることに。

私は法律家でもなければ、福祉に関わる人間でもないので、見えていない部分がまだ大きいが、こうしてブログを通じて知ることの輪が広がれば良いと思う。

個人の問題ではなく、国民一人ひとりが考えるべき将来的な問題。そういうことに触れらてたことが、私にとっても貴重な体験になるのだ。

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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。なるべく毎日更新する気持ちで取り組んでいきます。あなたの人生の新たな1ページに添えたら嬉しいです。何卒よろしくお願いいたします。

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